2019年12月10日

高齢化団地を考える

一年間の出生数がついに90万人割れ、少子化問題は将来の生産人口や年金システムに大きな不安を投げかけます。
現に団地の住民高齢化もまた深刻化しています。


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五千人が暮らしている埼玉県の芝園団地では、今や日本人住民は半分以下、過半数を占めるのは中国系IT技術者やその家族たち。ヤングなファミリーが大部分だ。

アメリカでも欧州でも移民受け入れを巡る軋轢が政権をも変換させる大きなウネリとなっているのはご存知の通り。一時的な移住しか認めて来なかった日本は、いずれ移民解放政策に転換せざるを得なくなるのか?だとすれば芝園団地は近い将来の日本の縮図になるのかもしれない!

朝日新聞記者が身をもって体験した2つの住民の共存ドキュメンタリー、この後団地はどうなるのか?中国人技術者は今後も増え続けるのか?ヴァングラディッシュ、ベトナムからの労働者の動向は?

現在進行形で変動しつつもある1つの団地の物語。結末が見えてくるのはまだまだ先、どんなストーリーになるかは予測もつきません。
団地を県や国に置き換えて考えたら決して他人事では済まされない課題が見えてきます。
今のうちに日本人がやっておくべき事とは?

いろいろ考えさせられる一冊です。

| 21:26 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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