東京宝塚劇場での公演が始まった雪組公演「ルパン三世」 (チケットは完売です) ベルサイユの薔薇とルパン三世 :どちらも70年代を代表するアニメ作品でありながら舞台化が実現するまでには実に四十年もの開きがありました。101年目を迎えた宝塚大劇場の正月公演は雪組の新規トップ男役 早霧せいながこの大役に挑んでおり、現在は東京公演の真っ最中。
舞台は18世紀革命前夜のフランス王朝、ここに迷い込んでしまったのがルパンとその一行・・・・・・原作通りのテーマ曲 &キャラ作りはそのままに、おなじみの宝塚の世界に迷い込んでしまったルパンたち という斬新な設定のオリジナル脚本。図らずもここでルパンが盗んでしまったのは、王妃マリーアントワネットの心、そしてルパンのキモチもまたカノジョに奪われてしまい・・・・
タイムスリップという設定はアニメ「仁」の舞台化でもでもおなじみのもの。そもそもベルバラの設定も架空の人物 オスカルを中心に据えているだけに、良くあるパターンと云えなくもアリマセンが、果たしてハッピーエンドで終わるのか?それともルパンはマリーアントワネットの運命を口にしてしまうのか?ルパンに残された選択肢は?そして現代に戻る手段は??
映画版の小栗旬もなかなかルパンの雰囲気に忠実でしたが、体型はやはりさすが宝塚の男役、黒のパンツが見事に決まっています。峰不二子(大胡せしる:素顔は意外にも黒木メイサの雰囲気にちょっと似ています)は実写版の黒木メイサをしのいで原作に忠実だった事も付け加えておきます。