2015年02月18日
日本人とスポーツカー
スポーツカーの歴史もまた、自動車の歴史とほぼ同じ位古くからのものですが、日本でもその創世記からスポーツカー作りが続いています。
フェアレディの前身、ダットサンスポーツは今のフェアレディZの遠~い先祖、60年代ともなると各社から総力を結集したスポーツカーが生まれています。
ホンダが乗用車生産の狼煙を上げたのもスポーツカーからでした。しかし、その後は受難の時代を迎えてスポーツカー開発も変遷をたどっています。1970年代の公害問題とオイルショック、それだけではなく北米に始まる安全基準の強化もとりわけオープン・スポーツカーには大きな逆風でした。英国産の優れた軽量スポーツカーがいくつも姿を消し、やがて英国の自動車産業も大きく様変わりします。
そんな中にあって風穴を開けたのがホンダのシティカブリオレ(1984)やマツダのロードスター(1989:当初はユーノス)でした。NSXといった超ド級のスーパーカーを始め、GT-Rの復活とバブル景気も相まって日本は世界も羨むスポーツカー大国だった時代がありました。
それもつかの間、景気がしぼむとスポーツカーばかりでなく、2ドアのデートカーも相次ぎ消滅、ミニバnと四駆ばかりが受ける市場に・・・しかし、今年はちょっと違うようです。ホンダからはビート以来となる二人乗りの軽スポーツが4月にも登場、
(東京モーターショー2011で)
マツダのロードスターも10年ぶりの衣替え、ダイハツのコペンも去年の新型に続いて、追加型が発売されそうです。一年のあいだにこれだけの2ドア新型が誕生するのは実に久しぶりのこと。春以降が楽しみです!