わたしは、一体なぜ、こんなにも銭湯にハマったのでしょう…
夕べも行ってきました。
もうすぐ立春ですが、
まだまだ寒さが身に沁みるこの季節。
お風呂でしっかり温まると、寝つきも良いのです。
銭湯には、老若男女いろんな方がいらっしゃいます。
もちろん、“男湯”に関しては、窺い知ることはできませんが…
親子でいらっしゃる方、
お孫さんを連れていらっしゃる方、
お仕事帰りの方、
休日の楽しみにしていらっしゃる方、
時々、外国人の方も。
基本的に集うのはご近所さんなので、
長いこと住んでいながら知らなかった、近場の美味しいパン屋さんの情報や
美味しい魚が食べたいならここがオススメよ!というお店の情報を教えていただき、
最近、めっきり近所ツウになった気がする次第です。
顔なじみになってくると、しばらくお目にかからない方が
ひょっとして、体調を崩していて来られないのでは?と心配になることも。
きのうは、時々お逢いする90歳の女性と一緒になったのですが、
こちらのおばあちゃま、元気元気!!
75歳です、と言われても、疑わないだろうと思うくらい
若々しい方なのです。
お風呂の入り方って、人の生き方のようなものが滲む気がしています。
『お風呂に入る』と、一口に言っても
入り方は千差万別。
5分の人もいれば、2時間の人もいて、
まず、どこから洗うか、とか
どのくらい丹念に洗うか、とか
面白いくらい、みーんな違うんですよね。
(因みに、私の祖母は、どんなに言ってもお風呂は自分が最後に入ります)
で、その90歳のハツラツおばあちゃん。
きのう私は見てしまいました…
石鹸をつけた、体を擦るナイロンのタオルで、
ゴシゴシとお顔もいっしょに洗われたのです!
なんとも逞しい勢いで!!
きっと、ものすごく力強く生きてこられた方なのだろうと確信しました。
ネットで泡立てた洗顔フォームで、
撫でるように顔を洗う私は、なんとひ弱なのでしょう。
でも、おばあちゃんの真似をする勇気は、ありません…。
お風呂あがり、
「暗いからしっかり足元を見て帰りなさいよ」と、言われたのは私です。