2016年02月10日

TOKYOオートサロン⑤

 1970年代後半の軽自動車は550cc、全長3200mmに拡大されたものの車検制度が法制化され、年々厳しさを増す排気ガス規制にも阻まれてパッとしない売れ行きが続きました。音楽シーンではディスコムーブメント真っ只中。日本ではピンクレディー旋風が吹き荒れ、EW&F(アース・ウィンド&ファイアー)はドナ・サマーと人気を二分したディスコスターでした。その牽引役だったモーリスホワイトが没したと言う悲しいニュースが飛び込んできたのが先週のこと。あの頃FENで、ウォークマンで、繰り返し聞いた歌声は二十代の宝物のひとつでした。

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 同じく70年代生まれのマツダ・シャンテ、長年続いた軽自動車キャロルの後継者ですが、本当ならロータリーエンジン搭載の軽自動車として脚光を浴びていたかもしれません。1970年代初頭、ロータリーを実用化したマツダに倣いトヨタ・日産、ベンツまでもがロータリー試作車を走らせています。日産は新型シルビアに搭載し、トヨタはクラウンに、ベンツはC111という未来的なスタイルのガルウィングドアを持つクーペ、今見ても魅力的なスタイルでした。マツダはシャンテと呼ばれる新型軽自動車にロータリーを搭載、画期的な車となるはずでしたが・・・・・

 
 1973年秋、中東で起きた紛争を契機に原油価格が高騰、供給も逼迫するようになった第1次石油ショック、燃費が悪いとされていたロータリーエンジンにとっては致命傷でいた。たちまち在庫の山、マツダの経営は危機に直面し取引銀行の介入にまで至りました。もう、燃費の悪いロータリーを軽自動車に載せるどころの騒ぎじゃありません。既にアナウンスされていた厳しい排気ガス規制にも備えなければなりません。結局、軽自動車とロータリー搭載はいまもって実現されないままとなりました。もしも、シャンテにロータリーが搭載されていたら・・・・・・
 ロータリー軽自動車は実現しなかったばかりか,ロータリーエンジンそのものも数年前に発売を終了してしまい現在は生産されていません。が、今回のショーでは復活を予感させる出品車が注目を集めています
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 2017年にもロータリー搭載車50年記念としてデビューもウワサされるRX-vision
やっぱり,スポーツカー復活の時代に入っているのでしょうか

| 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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