2016年02月17日
500>500
フィアットの500と言えば今も人気のブランドですが、戦後のイタリア復興にも大きく寄与したのが先代500、チンクェチェント=ヌォーヴァ500Lです。当時の日本規格の軽自動車と大して変わらないサイズに500cc2気筒エンジン、のちにスバル360がモデルチェンジしてRー2になった時にもこれに良く似たフォルムになったのは、完成度の高いデザインの証です
ヌォーヴァ500L(サンルーフつき四人乗り)上から
ルーフは当初のキャンバストップが、やがて部分的にハードトップになり・・・同じ頃スバル360ではプラスティック製のルーフをキャンバストップに置き換えたコンバーチブルが注目の的でした。
スバルのルーフは元々プラスティック製の軽量素材だったので、偽コンバーチブルも出没したのだとか・・・
(こちらは正規のスバル360コンバーチブル;かなりのレアもの)
ボディの強度を確保した上でオープントップの爽快さも手に入れてしまう、いいところ取りのキャンバストップ。のちにBMWがバウアー製のタルガトップを加えたりジャガーのXJ-Sのオープン化でも取り入れた手法です。安全性とある程度のプライバシーを担保したうえで、オープンエア・ドライブの爽快さは満喫できる・…一度楽しさを知ってしまうと、もう元には戻れないのがオープンの弱み、とでもいえましょうか
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| カテゴリー:吉田雅彦