2016年02月19日
いにしえのキミは♪~
現在銀座のデパートで開催中の中古カメラ市、通い始めてからもう長い時間が過ぎます。が、ここに並ぶ品物の顔ぶれと価格は昔とはずいぶん変わってきました。10年くらい前を境にフィルムカメラの普及機、大衆機は驚くほど値段が下がり、一部の人気機種、高級機だけが高い価格を保っています。
ジャンクコーナーに並ぶ1,000円、2,000円と言ったカメラも随分と高級化、近代化したものです。がしかし、こうした金属製の旧いカメラを触っているうちに、家にも80年代の金属製カメラが眠っていることを思い出し、急に触ってみたくなりました。
ミノルタX-600(1980年代中ごろ)MCロッコール45、50mmレンズほか
ミノルタのX-シリーズ、そうあの宮崎美子(当時の表記)が木陰で水色のビキニに着替えるCMとともに一世を風靡したカメラのシリーズです。あの頃のミノルタカメラはいち早くフォーカスセンサーを搭載し、後のオートフォーカス機構の基礎を作ります。搭載されているカメラには音とLEDでジャスピンを知らせてくれる仕組みが付いていました。たとえば自撮りする時もファインダーで確認せずともピントが合う画期的な機構でした。
80年代のカメラは年々電子化が進んだものですが、問題となるのはその動力源となるボタン電池が手に入るかどうかです。街中で簡単には見つからない種類もあったりして、せっかくのお宝も埃をかぶりがちになるものですが、我が家のお宝「美子」は単4電池使用なので全く問題なし!これから先もフィルムさえ手に入れば、昔と同じようにシャープな写真が写せるはずです。
それにしてもスーパーのレジ近くで手を伸ばせば簡単に手に入ったカラーフィルムと写るんです・・・・街の60分現像ショップ・・あれからどこへ消えてしまったんでしょうね・・・