2017年04月30日
女子と野獣(吹き替え版)
連日のように満員の「美女と野獣」ですが、なんとかプレミアム吹替版Ver.の予約が取れました。
劇場版ではベルを演じた坂本里咲の甘くてとろけそうなキュートな歌声が強烈に印象に残っています、果たして映画版日本語吹き替えバージョンではどうでしょう?
劇場版に比べてプロローグからガストン登場までのシーンがとにかく圧巻、ロケーション・セットの素晴らしさも目を見張りますがミュージカル・ナンバーで息つく暇もなく見せてゆくあたりは映画版ラ・ミゼラブルを思い起こします。ララランドから何十日も経っていないのにこれだけ秀作のミュージカル映画が続くのは驚きです。
劇場版と違い、ドラマチックな展開になっているクライマックスにも注目。あれ、結末違うのかな?と思ってからの数分間は何よりの見どころ。エンディングのキャスト・ロールまで一瞬たりとも見逃せません・・・・・
さて、期待のベル役;エマ・ワトソンですが吹き替えを担当しているのは昆夏美さん。もちろん実力派のミュージカル女優の一人ですがとりわけ強烈な個性を強調するでもなく、ごくナチュラルな女性を演じています。主演のエマ・ワトソンにしても同様。とびっきりの美女というわけでもなく、どこの職場にも居そうな好奇心旺盛で負けず嫌いの明るい娘という設定がかえってリアルで共感を呼びそうです。「女子と野獣」てなタイトルだったら一層リアルだったかも知れません。
野獣の声を担当している山崎育三郎さんに関しては、もう完璧。イメージ通りの野獣を威厳・凄み・優しさを持って再現していて全く申し分ありません。
さて、気になるのは字幕版でのエマワトソンの歌声です。吹き替えではどうも唇の動きとシンクロしていなかっただけに違和感は拭えませんでしたが、彼女の歌声は実際のところどうなんでしょうか?・・・・・