2017年04月17日
ジャッキー
ジャクリーヌ、と聞くとオナシス夫人と答えてしまうのが50代、それ以上ならすんなりJFケネディ夫人と答えられることででしょう。一月まで駐日米大使だったキャロラインケネディさんのお母さんです。1963年、ダラスでパレードするリンカーン・コンチネンタル・ランドウ・トップの後部座席でジョンFケネディの隣に座り、あの恐るべき瞬間の銃声を至近距離で聞いたのがジャッキー、その人でした。
それから葬儀までの数十時間、元大統領夫人として彼女がいかにふるまったかを描く映画「ジャッキー」が公開中です。主演のナタリー・ポートマンは抑えの効いた力強い演技で実在のファーストレディ、ジャッキーを見事に演じています。
深い悲しみの中にも強い意志と威厳を保とうとした大統領夫人、傍らでは直後に大統領に就任しホワイト・ハウスの新しい住人になるべく忙しく動き回るジョンソン夫妻の姿・・・・絶望、威光、屈辱、不安、様々な感情が交錯する中、それでも彼女は毅然とファースト・レディとしての勤めを果たそうと奮闘します。
落ち着き払った口調と低いトーンの声質、喋り方からその佇まいまで、子供の頃に慣れ親しんだある有名なキャラクターにそっくりであることに気がつきました。ペネロープ・クレイトンワード。サンダーバード、国際救助隊ロンドンエージェントの大富豪令嬢;ペネロープ嬢です
日本語吹替版では黒柳徹子さんが担当されていますが原版はシルビア・アンダーソン=原作者夫妻にして、脚本や人形デザイン、声のアフレコなどを担当した多才な女性が声の主。1965年に製作されたこの作品はおそらく、きっとジャクリーヌをモデルにしたに違いない・・・・・そう推察するのですが・・・・・・