2017年04月15日
踊り子引退?
いえ、踊り子は残ります。が、185系と呼ばれる国鉄時代の車両が特急踊り子の運用から外れるんです。
(国鉄)185系電車は東北新幹線の大宮暫定開業(1982)と同時に上野~大宮間のリレー特急としてデビューしたので、気がつけば35年も頑張った計算です。そもそも、快速から特急までカバーする、比較的どっちつかずの性格からか、あまり大切には扱われなかったような気もしますが、今となっては、国鉄時代を知る数少ない現役です。これ以降はスーパービュー踊り子や成田エクスプレスに代表されるJR各社の新型特急が花を咲かせ、185系のような万能選手は僅かとなりました。新型車の相次ぐ登場でそれらとの格差が目立ってきたことも事実です。
JRも発足から満30年、国鉄時代の車両はもう、滅多に見かけることができません。つい先日も寝台特急電車583系の最終運転が終わったばかり・・・・・残り僅かな特急運用、噛み締めながら乗車してきました・・・・・
座席シートはほぼ新幹線クオリティ
トイレは今や希少な「和式」、洗面所には石鹸入れも完備!
寄る年波には・・・・窓の開く特急車両も(多分)これだけです・・・
個人的な感想ですが踊り子という特急,SuperViewOdorikoを除くと他所からの借り物だったりお下がりをあてがわれるケースが多く、古くは準急車両「日光」用だった157系、房総特急と共通だった183系、文字通り借り物だった伊豆急リゾート21系車両・・・・最近では旧スーパーひたちのお下がり、651系のリニューアル車両が「伊豆クレイル」として小田原以南に充てがわれています。
伊豆といえば第一級の観光地、しかし伊東駅から南は伊豆急行という私鉄への相互乗り入れとなり、100%自社で利益をシェアできない難しさもあるのかもしれません。が、伊豆の人気にふさわしい新型特急車両の投入を望みたいものです。