2019年10月31日

tms2019

開催中の東京モーターショー、今年はとりわけ電気自動車、自動運転に関する参考出品が目立ちましたが未来を見据えると、どんな技術がこれからの鍵を握るのか?ちょっと視点を変えて見てみようと思います。

日野自動車、いすゞ、UD、ふそうの各社は東京テレポート駅からすぐのA/B会場、トヨタ・ダイハツ・スバルの各社と部品各社、そしてトミカ、キッザニアの出展もあるエリアです。

EV化でクルマのデザインも大きな可能性が広がります。例えばこんなまっ平らなプラットホーム・・・・・Img_6621

電池もモーターも自由に配置できる強みを活かして突起の無い平らな台車は重く大きなエンジンを積む内燃機関では真似のできないもの。駆動は後輪で1モーターの出力を前後ホイールにリンクで伝えます。何ならココにシートとハンドルを並べたら、そのまま走り出せるかも。自動運転で運転台が無くなったら貨物車は鉄道貨車のように前後の無い入れ物でも構わなくなるかも・・・・・逆にモーターホームやキャンピングカーはそのまま動く住宅としてもっと魅力的になりそうです。

□の次は〇

何の変哲もない高圧タンクですが水素社会を実現するには大事なアイテム。

ゼロエミッション社会の実現には重くて高価なバッテリーを積んだEVだけではおぼつきません。とりわけ、重量のかさむ大型車だと重く高価な電池のデメリットばかりが目立つ結果となってしまいます。そこで水素を充填する燃料電池車の開発も重要になってきます。その水素を蓄えるタンクは無暗に形を変えるわけにはいかず、置き場所も限られてきます。

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例えばこの70リッターほどの容積のタンクならタクシーのLPガスほどのサイズで乗用車ならほぼ、リアシートうしろに限定されてしまいます。もっと小型のタンクならばセンターコンソールとか計器盤の後ろとか、置けなくもありませんがタンクとしての効率は落ちてしまいます・・・・その点,トラックなら荷台の下にはいくらでもスペースがあるしバスの屋根上にだって・・・・

水素社会の実現にはもちろんインフラの充実も欠かせませんが車両レイアウトという観点から見れば、小さな車程EV有利、大型車はいずれ水素燃料にシフト、という未来が見えてくるのではないでしょうか?

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バイクの未来にも大きな可能性が,とりわけ安全支援麺では期待できそうです。ミラーの死角に接近する車両を知らせたり、急に車間距離が減るとライダーに警告したり,安全で安心なライディングの実現は案外早いかも・・・・(BOSCHが参考展示)

まだまだ語りつくせない話題が一杯,午後4時からは割安チケットで入場も!

オープン・エリアではライブステージもあるのでクルマ音痴だったとしても大丈夫。

もちろん音痴でも,ライブが好きなら!


東京モーターショー、11月4日まで開催中

| 19:04 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月30日

ミンダナオ悲話

いよいよ幕を開けた東京国際フィルムフェスティバル、今日はフィリピン映画をチョイスしてみます。

映画「ミンダナオ」は子供がクレヨンで描いた絵の様なタッチのアニメーション・タイトルからスタートします。舞台はフィリピン・ミンダナオ島のダバオ、南国風でもありどこか懐かしい感じもするロケーション。

ここで脳腫瘍と闘う四歳の女児と母親、それに武装ゲリラと戦い帰宅もままならぬ軍人の父親・・・・・更には、伝説のドラゴンの魔の手から美しい王女を守る為勇敢に戦う兄弟のストーリー

これらが映画の中で同時並行で展開して行きます。しかし娘の病状は深刻さを増すばかり、戦場の父親に武装ゲリラの銃口が狙いを付けています。勇敢な兄弟の物語、結末は・・・?

ミンダナオ島の暮らしぶりや風習、助け合いながらそこに生きるやさしい人々、そしてガムランにも似た乾いたリズムが心地良いローカルな伝統音楽と踊りもasianなムードを盛り上げてくれます。

ラストシーン、ダバオ湾の海から昇る朝日のエネルギッシュな輝き・・・・観客にはどう映ることでしょうか

Mindanao
10/30
11/2
screen7で上映
監督:ブリランテ・メンドーサ

| 22:01 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月29日

ステップ・スルー

HY戦争と呼ばれたバイクの戦国時代、80年代のバイク・ブームは今からは想像もつかない激しさでした。ホンダもヤマハも毎週のように新機種を発表、TVCFも大物スターたちが顔を揃えたものです。

ではそのブームの火付け役はといえば・・・・・ソフィアローレンが日本中に広めたラッタッタ、ことロードパルであることに異論はありません。対するヤマハがこれに対抗したのがパッソルというミニスクーター。両足を揃えて乗車できるので着物やロングスカートの女性でも物理的には乗車が可能、という新機軸でホンダに対抗します。

TVCFではイタリア女優に対抗して日本代表の八千草薫さんがCMキャラクターを務めました!可憐でおしとやかな彼女のイメージとは裏腹にアクティブさ、行動的といったイメージではなく、簡便さ・扱いやすさをアピールするのに効果的だったと言えるかもしれません。今から40年以上も前のことです。

今月、八千草薫さんが亡くなったという報せが伝えられました。晩年まで現役の女優として活躍した彼女が、おそらくCMで実際にライディングを楽しんだのは知る限りではこのパッソルのみ。近年パッソルの名跡も電動バイクのネーミングとして復活し、初代のシンプルなデザインを思い起こさせてくれました。70年余という長い間第一線で活躍し続けた稀代の美人女優のご冥福をお祈りしたいと思います。合掌

| 23:18 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月28日

おめでとうタナック

世界ラリー選手権WRCでトヨタヤリス(邦名ヴィッツ)が1位から3位まで表彰台を独占しました。第10戦ドイッツェランドラリーでの快挙です。そして10月末にラリー・スペインを終えてタナックが見事ドライバーズタイトルを獲得しました。Dscf5818F1やルマンの華々しいニュースに比べてやや見逃されがちですが、市販車ベースで戦う世界選手権で頂点を極めたのは大きな意味があります。つまりドライバーの技量はもちろん、それを実現する最高の実力を持つクルマだと認められたも同然です

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90年代に幾度もWRCを席巻したセリカGTーfour やそれに続く日本勢の活躍が思い出されます。

実はトヨタのラリー挑戦の歴史は案外古く、27系レビン・トレノの頃には国際舞台で活躍を始めました。広く認知されるようになったのは80年代のサファリラリー連覇、FR四気筒時代のセリカが立役者でした。

Dscf5817-2世界ラリー選手権(2019)今年のタイトルを奪取でき、来年シーズンには新型ヤリスにスィッチするのかトヨタで戦うのかどうか、これも興味深いポイントです。
9・10戦と連勝の←タナックは6・7戦も連勝!トヨタの2019シーズンは久々の美酒、来年シーズンにも期待したいところです。

| 17:38 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月27日

「真実」

フランス映画、監督で最も印象深いのは?と聞かれたら「TAXI]のリュックベッソン監督をおいてほかにありません。では、フランスの女優で真っ先に思い当たる名前と言えば、やっぱりカトリーヌドヌーブしか浮かびません・・・・旧い人間ですから。
世界の名だたる巨匠がおそらく一度は主役に据えて撮ってみたい女優、日本人監督で見事その栄誉を勝ち取ったのは万引き家族でパルムドールに輝いた是枝裕和監督。その最新作が「真実」です。

ストーリーはフランスの映画撮影所が舞台、歳をとらない母親と年老いてゆく娘を描いたsfものがたり。何がどう真実だったかは映画の終盤に語られるから良いとして件の大女優が引き受けた、いかにもな感じの大女優役。しかも女優生命の限界を描く展開ながらよくも受けて立ってくれた・・・・さすがは大女優・見事です!

客席にチラホラ見受けられるご年配の名画ファンならきっと半世紀前の美しく、輝く彼女を重ね合わせてちょっとショックなのかもしれません。もしオードリーヘップバーンが生きていたなら、こんなオファーは引き受けたかどうか?マリリンだったらどうでしょう?樹木希林と同い年にして今だに現役、そんな対比も興味深いポイントです。

さあいよいよ明日からは東京国際フィルムフェスティバル開幕です!今回はあの寅さんがスクリーンに還ってきます。未公開の没カットからとっておきのシーンを拾い上げたのか?それともCGで、誰かの演技を渥美清に加工してあるのか??興味の尽きないところですが、個人的にはフェラーリとフォードの対決が気になって仕方ありません・・・・・

Dscf608110月28日(月)〜11月5日(火) [会場] 六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほかで.

| 19:46 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月26日

神田古本まつり

今年も「神田古本まつり」の季節到来!

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第60回 東京名物神田古本まつり ~11月4日(月・祝)

相変わらずの盛況です。が、お目当てのカメラ関連の書籍はとうとう発見できず・・・・数年前に自動車関連の絶滅を見届けて今回はクルマのみならずカメラまで・・・・・鉄道関連やミリタリー関連はまだまだ人気が衰えないようですが、これもまた先のことは分かりません。

小学館、集英社から祥伝社、三省堂、有斐閣とお馴染みのワゴンを見つけ、二玄社のワゴンにたどり着いたものの、すでにクルマ関連の書籍は皆無・・・・

結局、鉄道関連の書籍をわずかに手に入れただけで来年はどうしたものかと途方に暮れてしまいました。

| 19:12 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月25日

新しい楽しみ方

いよいよ開幕した東京モーターショウ。今年はちょっと様子が違います。まず入場券が要らない!・・・と言っても

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新設の無料エリアに限った話ですが、今年のショウは例年よりも2、3時間多めの所要時間を考えておいた方がいいかも

注目は中庭オープン・スペースに据えられているライブステージです。27日(日)、11月2日(土)、 3日(日・祝)、4日(月・振休)開催! 中でも11月3日(日・祝)は「ラストスパートファミリーデイ POWERED BY J-WAVE GROOVE LINE」開催!会期中にはビッグなゲストとのトークも用意されるのでお見逃しなく!!

隣あったトヨタのメガ・ウェブをのぞいて見るとこちらもモーターショウの特別仕様、日産もホンダもメーカーの垣根を超えた新時代のモータリゼーションの姿を垣間見れるほか、宇宙やラグビー・ワールドカップにまでテーマは及んでいます。

Img_6579こんな展示車までも・・・・(実車もアリ)

今回の会場は今までのゾーンとこちらのエリアの事実上の分離開催。東京テレポートの駅を降りればすぐ目の前がトヨタ、ダイハツ、スバル、それに大型商用車の展示館です。併せてメガウェブの特別展示やオープンスペースには最新キャンピングカーの展示、それに諸々の気になるクルマの展示も・・・・・

Img_6594二つのゾーンを結ぶ1マイルのオープン・プロムナードにも様々な展示車が用意され、飽きることなく会場間を移動できます。中には痛車やオートサロン出品車、もちろんバイクの展示もありました。

今やマツダもトヨタグループに入れてもいいような存在ですが、南館で輸入車と一緒に展示されています・・・・・・

| 18:24 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月24日

カングーにライバル?

「PEUGEOT SHOW 2019」も残すところ今週末まで・・・・

今、ヒルズカフェに展示されている異色のプジョー・・・・プジョーと言えば間にゼロを挟んだ数字の車名が有名ですが、今度はリフターと言う商標名で登場。しかも背の高いSUVともミニバンともつかない不思議な形のクルマです。
Dscf6052 大きなスライドドアを開けて後席に乗り込んで、天井を見上げてみると、そこには巨大な間接照明が・・・・!よく見ると旅客機のハット・ラックのような雰囲気。しかも荷室を振り返ると本当に天井に収納スペースが設けられていて、衣類や毛布などかさばるものを、床に置かず合理的に収納できそうです。シートバックに備わるピクニックテーブルを引き出し、紙コップの飲み物を置いたらもう気分は国際線の離陸待ち・・・・渋滞中の首都高が滑走路手前のタキシングウェイに見えてくるかもしれません・・・・?
Dscf6048 後席シートは三人分に区切られ、これが背もたれもしっかり三人を独立してサポートしてくれて、峠道でも身体を揺らされずに走れそうです。シートベルトも3人分、三点式は常識。そして三つのシートバックは独立してそれぞれ前に倒せるので四人乗車時でもかなりの長尺物を載せることが出来そうです。



というわけで、このクルマに限っては運転するよりも後席の方が遥かに楽しそう・・・・・・・そこで思い出すのはルノーカングーの存在ですが、こちらはちょっと贅沢な気分を味わえそう。カングーは元は荷物車なので出自の違いかもしれませんが巧みな演出力はさすがプジョー、誰かこれ買ってキャンプに誘ってくれないでしょうか・・・・・


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| 22:14 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月23日

復活!マレフィセント

トレーラーや短い予告編だけでその映画の魅力をくまなく伝えるのは至難の業、マレフィセント2もそんな一例かもしれません

人間の娘を育てて嫁に出す妖精vs挙式にアンジェリーナジョリー演じるマレフィセントを招かねばならないお義母さま、人間社会から世界の隅っこに追いやられ、種の保存すら危うい妖精達の命運を握るのも又マレフィセント。人種の壁、宗教の違いにも似た勢力争いが展開されます。

眠れる森の美女とは無関係にアンジェリーナジョリーの妖しい魅力の妖精と人間社会の軋轢を描いた‥なあんて紹介されると夢もファンタジーも無くなってしまいますが、どうしても現在の世界情勢を重ね合わせて考えて見たくなる構成です。世界史を紐解いてみると幾らでも転がっている類の話なのかも知れませんが。

登場人物の言葉が日付け変更線の向こうのツイッター好きの首領の言いぐさに酷似しているところも気になって仕方がありませんでした。


そしてクライマックスを盛り上げる為にもやっぱり全面戦争が避けられません。無人攻撃機もスカッドミサイルも火薬さえも登場する前の古代さながらの戦闘シーン、VFXの作画も手伝って、最後はラグビーの要素も加えられているところがニヤリとさせられます。あるいはこの時期公開を意識してのシナリオでしょうか?

最後はやっぱりディズニー作品らしく綺麗なまとまりを見せてくれますが、オーロラ姫の化粧っ気のない美しさを堪能するだけでも、見る価値はあると思います。

アカデミー候補もそろそろ気になる季節ですがジョーカーと興行成績を争っているマレフィセント2、最初は見るつもりのなかったこの作品、誘ってくれた家族に感謝です!

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| 22:08 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月22日

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東京モーターショーよりも一足早く開幕した「PEUGEOT SHOW 2019 -UNBORING THE FUTURE-」には

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二台の新しい208が並んでいます。このうちの1台は100%EV、ですがガソリン版と見た目には全くと言っていいほど同一で見分けがつきません。シートに座っても同様で計器盤の表示を見て初めて電気だと気づくケースもこれから増えてくるのか???

そして、ガソリンエンジンを搭載した方の208です。サイズは2世代目のVWゴルフとほぼ同じ、4mをわずかに超え5ナンバー枠もはみ出しますが縦列駐車の機会の多い都内で乗り回すにはこれくらいが、使い勝手の良い上限かも。ゴルフに比べるとボリューム感のあるスタイリングは今のゴルフに比べても所有欲を満足させてくれそうです。

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運転席に座るとまず丸くないハンドルに目を奪われます。上辺と下辺を水平にカットした、四角形にもラグビーボールにも似た造形、握ってみると不思議とF1ドライバーのような気分にさせられるから不思議です。メーター類も液晶表示が基本ですが平面で無機質な他のクルマと違い、クリアガラスを使って立体的に表示されるよう上手に演出されています。HUD(ヘッドアップディスオウレイ)とはまた一味違う新鮮さ。

現行モデルに設定のあった1.2ガソリンエンジン+5速マニュアルの 組み合わせ、新型でも残されているかどうかがとても気になるところです。そもそも国産車でもマニュアルは極めて特殊な存在に。フツーに使えるベーシックカーで手持無沙汰な左足を駆使してマニュアルギアボックスを操る楽しみが200万円とちょっとで手に入るというのは決して割高とは思えません。

国産車にはないフランス車のムードをたっぷり味わいながらマニュアルシフトをこれから何年も楽しめる...(仮にボンヤリしてアクセルを踏み間違えても暴走の心配もないし・・)となれば今のうちに押さえておいた方がいい物件なのかもしれません。・・・・・・というわけで、一台買って帰ることにしました......ボディカラーは黄色、展示されていたGt-Lineと同じもの。乗って帰ることは叶いませんが、卓上でしばらく眺めていても多分飽きることはないでしょう・・

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ヒルズカフェにて購入可¥700

| 12:45 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月21日

気になる進路

戦後最大クラスの関東上陸台風となった19号台風、一週間以上が経ってもまだ、被害の全貌は見えてこないところもあります。

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被害を受けたのは人命・家屋・道路インフラだけではなく水道網にも影響があります。水道管を通すための橋梁が押し流され、断水している家屋も多数。都市部のようにバイパスとなるルートがない場所では基幹となる水道管が絶たれると、何千所帯と言う家屋がいっぺんに影響を受けます。

関東では台風から変わった低気圧の接近により、月曜の夜から再び強い雨が降り続いており、被害を受けた地域にも追い打ちをかける形となっています。低気圧とは言っても雨雲は台風の頃からいきなり減少したわけではなく単に台風の要件を満たす風が吹かなくなっただけのこと、弱い熱帯低気圧のような表現は現在では使われません。先週からの累積の降水量を考えると強い雨でなくとも新たな災害が起こる危険があるので、十分な注意が必要です。

そして今週後半に接近が予想される21号の存在も心配です。関東直撃は免れたとしても、その勢力範囲はかなり広いと予想され、何らかの影響を受けないとも限りません。週末には温帯低気圧になるものと予報されますが、低気圧とはいえ中心気圧990Hpa、瞬間最大風速は40m<26日時点の予想)と侮れない存在です。このあとの情報にはくれぐれも細心の注意を払う必要があるようです。

| 12:27 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月20日

SUVの源流

今や日米問わず大人気なのがSUV、スポーツユーティリティ・ヴィークルですが、このブームの源泉をたどると日産が大きくかかわっています。

Img_6450 ダットサン・トラックと呼ばれた日産の老舗トラック・ブランド、古くはダットサン10系の昔にまで遡ることが出来て、柿の種(310系)の土台を流用したのが320系、60年代からチラホラ北米市場にも輸出されるようになり、安価で壊れない小回りの利く手軽なトラックとして定着してゆくことになります。

70年代、620系の頃には四輪駆動に改造するキットも大流行して「Datsun=ダッツン」は輸出の尖兵に。510セダン、240Zと並んで大きな収益を上げます。当然、ビッグ3(米国政府)としては面白くありません。程なくして完成車トラックだけに25%の関税が課せられると、日本側は荷台を取り付けず、「未完成品の部品の状態」で輸出し現地で完成。うまく関税をすり抜けた!と思ったらこれもやがてアウトに。・・・・・

Img_6392 そこでトラックの荷台部分に屋根を付けて5人分のシートと窓を誂え、これは乗用車ですよ!と銘打たれたのがnissanテラノ。これがまた大ヒット、それまで無かったSUVという言葉も生み出して、ブームは欧州の高級車ブランドにまで波及、今日に至るというわけです。

Img_6357 他方で、小さなダットサン、サニーにもトラックバージョンが登場、2000年ごろまで延々と生産が続き、都内でも程度の良いサニトラをたまに見かけることがあります。このサニトラ(120系)と同じ素性のサニークーペはその昔ツーリングレースでは大人気の車種。あまりの人気にホモロゲーションが延長されるほどでしたが、その魅力は何といってもレスポンス最高の12Aエンジンと軽い車体。「隣のクルマが小さく見えま~す」のキャッチコピーが比較広告だの何だのとクレームがつけられたのも当時のトピック、今なら間違いなく炎上ネタでした・・・・・

ハチロクがサーキットの人気を独占する様になるのはもう少し後、70年代は技術の日産でありモータースポーツの日産でもあったのでした。

サニトラがいなくなってから日本ではいわゆるボントラと呼ばれる、ボンネットの付いたトラックは絶滅。軽トラにみられるような運転席キャブが最前列に来るスタイルがデファクトとなって定着しています。

| 12:55 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月19日

PEUGEOT SHOW

東京モーターショー開幕まで、もう秒読み段階。彼方此方で新型車の発表も見受けられますが、今大屋根プラザでは「PEUGEOT SHOW 2019 -UNBORING THE FUTURE-」開催中。

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ここでプジョー208の(日本初公開)新型モデルがアンベールされます。 トヨタで言えば先日発表の新型ヤリスにも近いサイズ、ヨーロッパでも売れ筋の中心にいる量販モデルです。日本でも先々代の更に前のモデル205が大ヒットし、ちょっとクルマにウルサイ女子たちの間でも人気の車種となったものでした。

WRC世界ラリーの舞台で大活躍したことも要因のひとつ。この頃はミッドシップフルタイム4wdでインタークーラーターボと言う超改造モデルが大活躍、人気を集めたものでした。

代を重ねるごとに大きく成長し、今や初代ゴルフさえしのぐ大きさに!かつての日本のライバルだったシャレード、フェスティバ、シティ、ジャスティと言ったリッターカーもことごとく姿を消してしまっています。
東京の街中で使うには小回りの利く適度にコンパクトで充分な室内広さを持つこんなベーシックカーをオシャレに乗りこなしてもらいたいものです。

併せて,SUVの新顔「リフター」もお目見え

期間は10月19日から26日の8日間で、会場は六本木ヒルズの大屋根プラザ、ヒルズ カフェ/スペース

| 14:14 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月18日

オンナ2人旅

先週の ALL GOOD FRIDAY (@allgoodfriday). にゲスト出演してくれた女優のシム・ウギョンさんが夏帆さんと共演した映画「ブルーアワーをぶっ飛ばす」が公開中です。何がぶっ飛んでいるか?って、それは今までに見せなかった夏帆のはっちゃけた演技です。浮気も仕事も夫婦生活もどこか壁にぶち当たった浮かない日々・・・。

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オンナ友達を演じるウギョンも新聞記者の時とは全く違う、他人任せで能天気な可愛い女を演じています。

そんな彼女がフィアットパンダの中古車を手に入れた事から2人の宛ての無い旅が始まります。行き先は生まれ育った茨城の実家。負い目に感じていた故郷でしたが好奇心旺盛なオンナ友達は動画を撮りまくり、納豆に舌鼓を打ち、牛舎で見つけた牛達に大はしゃぎ。

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一泊二日の行程を辿りながら、生い立ち、両親・親類、ローカリティと東京から100km足らずの地方の生活ぶりを描いていきます。

監督・脚本はこれが長編デビュー作となる箱田優子さん

共演の南果歩が見せる年老いた母親が秀逸な老けぶりで往年のチャーミングな印象をことごとくぶっ飛ばしてくれるのも見どころです。

同じ;TSUTAYA CREATERS'PROGRAM FILMを受賞した、ちょっと前の「嘘を愛する女」と同じ真四角のフィアットパンダを小道具に上手く使っているのも見逃せないポイントかもしれません。
車内に流れるFMがいつもJーWAVEというところも是非お見(聞き)逃し無く


テアトル新宿ほかで上映中

| 17:28 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月16日

白金育ち・・

はっぴいえんどにティンパンアレイ、70年代好んで聴いていたサウンドは常に細野晴臣が放ったものでした.YMOは言うに及ばず、イモ欽トリオに聖子ちゃん、80年代もまた細野サウンドに囲まれて暮らしていたものです。

そんな細野晴臣さんの巨大な年表が様々な展示品と共に、今52階の東京シティービューに展示されています。題して「細野観光」生まれ育った白金の街に始まり、ミュージシャンとして華々しい活躍を見せ始めた70年代以降の足跡。意外にも当時フォーク界のカリスマだった岡林信康(おかばやし のぶやす)のアルバムにも加わっていたと知り、改めてその守備範囲の広さを教えられた感じがします。

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Dscf0068展示された楽器の豊富なバリエーションにも驚きますが、その中にはあまりにも有名なヤマハのDX7も!
'Technopolis' (YMO) で使われる「TOKIO」のフレーズは隣にあるヴォコーダ―が生み出したものです。

| 17:40 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月15日

Oedipus

その首領は巨大汚染から民を救い、権力者として君臨し前任者の妻と結ばれた。名をオイディプスという。
彼の元に現れた預言者が言うには、この国の前の権力者を殺したのはその息子であり、その男とは‥

有名なギリシャ悲劇を現代に置き換えたマシュー・ダンスターの演出による舞台は四方をコンクリート打ちっ放しで天井まで覆われたシェルターの構成.。重い防護扉が開いて警告サイレンと共に防護服姿の市民たちが除染作業を受け、舞台が始まる。

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主演は市川海老蔵、円熟味が加わったその演技は人生の酸いも甘いも嘗め尽くした上に構築される、いまの彼ならばこその重厚さ。

幼な子を前にする場面では、否応なしにプライベートな出来事をそこに重ねて見てしまうのは、こちらの勝手な連想に過ぎないけど、堂々たる演技はさすが日本を代表する役者のひとり。
共演の森山未來も、大河ドラマでは発揮しきれないカリスマ的な魅力を醸し出し、ひときわ大きな存在に見える!

有名なギリシャ悲劇を現代版に上手くアレンジした演出も見事な仕上がり、あっという間のドラマティックな1時間50分でした。

27日まで、 Bunkamura30周年記念シアターコクーン・

| 18:51 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月14日

早すぎたルーキー?

日産ヘリテージコレクションから、の続きです

初代プレーリーが登場した80年代は周りのクルマはセダンばかり、ミニバンという言葉はありましたが北米で別の車種を指す言葉・・・・日本で普及したのは10年以上も後のことでした。Img_6389

3列シート、スライド・ドアを解放すると邪魔な柱が残らないセンターピラー・レス、今なら当たり前の新機軸です。問題はこの新機能をどうやって使いこなすのか?自らがブームを巻き起こすことはなくゴーン改革を前にプレーリーの名も忘れ去られていきます・・・

Img_6430EXAと呼ばれる2ドアクーペが注目されたのも80年代初頭。前輪駆動でも楽しく走らせようという一方の雄がホンダのCRX、こなた日産はパルサーのクーペ版としてEXA(エクサ)を発売、ミッドシップ風のスタイルにリトラクタブル・ヘッドランプ、というオシャレなデート・カーを世に問います。そのころトヨタはカローラはハチロクと呼ばれて後代人気アイテムになるレビン・トレノを80系にスイッチ、後輪駆動の良さに固執しています。

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顧みられることのなかったEXAですが2代目では車体後部・バックドアを2種類用意して着せ替え人形化。しかもルーフは脱着できるタルガ・トップ、交換可能なリアは外したままで、ちょっとしたカブリオレ感覚も‥・・・一台で3度おいしい筈が日本では法規上、ガレージでナマ着替えを楽しむことはできませんでした。

でもスポーツワゴン風のルーフを選べば、ちょっとしたシューティング・ブレイクを気取ることだって。その前に狩猟免許も必要ですが・・・・

Img_6425サニークーペの末裔としてはNXクーペと呼ばれる「流星号」が思い出されます。この頃にはレビン・トレノばかりが人気を集め、そろそろ若者がクルマ離れに走り始めた頃、かつての様にサニークーペがサーキットを席巻したことも昔話となりました。

| 14:00 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月13日

お先に祝杯

今、大屋根プラザでは由緒正しいスコッチ・シングルモルト・ウィスキー「GLENMORANGIE(グレンモーレンジィ)」が楽しめるチャンス!対戦相手のスコットランドを、まずは伝統の味わいから理解しておきましょう・・

まずは立ち上るちょっとキツめの匂いが印象的、刺激的で甘くて危険な香りは昔、嗅いじゃイケナイと思いつつ魅了された接着剤の香りを何故か思い出します。

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ひとくちめを口に含んだ印象は山崎にとても近いものがあって、熟した甘みとほんのり渋みを合わせた様な個性的な味わい.邪推ですが竹鶴 政孝が目指したウィスキーのお手本はこの味わいだったのではないかと想像してしまいます。

飲み込んでみるとモルトの力強いテイストが残って何故だかバーボンにも似た後味を残します。

使用されるカスク(樽)は貯蔵の前にバーボンを詰めて2年経ってから使用されると聞いて納得

Dscf0058隣に座った英国紳士がスコットランドでは非常にポピュラーなブランドだと教えてくれました。ラグビーの応援で日本滞在は三週目だと、・・・・・日本がとても気に入った様子でしたが、ただひとつだけ杓子定規で融通が利かないのには参った!とお嘆きの様子。何が何でもルール優先なのは日本人が規則好きだから、と解説しておきましたが。

日曜日のスコットランド戦が開催されるかとても気を揉んでいた様子、こればかりは私にも判りません(でした)・

英国には魅力的なスポーツカーを作る工房もいっぱい。なんだか俄かスコッティッシュ・ファンになってしまった気分ですが、まずは我らが日本を応援、祝杯はスコッチウィスキーで挙げるのがベターなチョイスですかね・・・・・・・・・・・・?

ポップアップ・バー「グレンモーレンジィ ハウス」は10月14日まで

大屋根プラザで

| 00:33 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月10日

北欧スタイル

LiLiCoさんの新著、「遅咲きも晩婚もHappyに変えて 北欧マインドの暮らし」が発売されています。タイトルを見て、ん〜結婚をネタにしたありがちな告白本???と思ったら、さにあらず。決しておノロケ話だけでは終わらない、ある意味ライフ・スタイルのバイブルのような本なのです。 彼女が生まれ育った北欧の冬は厳しく長く、それだけに家での時間をとても大切にするマインドが培われて来ました。彼女ご自慢のインテリアは一体どの様に構築されてきたのか?単にIKEAで買い集めるだけでは決して真似のできない北欧のマインドが息づいているのです。

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  例えばペーパーナプキンの使い方ひとつで食卓をゴージャスにもムーディーにも演出できる・・・・・・アンティークなデスクと思えば実は葛飾のおばあちゃん愛用の足踏みミシン・・・・・・・・何気に壁に立てかけた本は実はコンセントを隠していたり、トータルなコーディネートばかりでなく、ワンポイントのすぐ実践できそうなアイデアも満載。IKEAに走ってごっそり家具を買い替えなくとも生活に新風を送り込めるかも・・

そして、ウェディングの晴れ舞台を前に驚愕のダイエットにも成功した努力の過程も赤裸々に。さらに生まれ育った故郷で迎える美しいい挙式の詳報と、撮りおろしの写真もふんだんに。

これから部屋探しの人も、リフォームしようか考え中の人にももちろん、まだこれから結婚を考えようか、という人にも断然お薦め、ライフ・スタイルのヒントがたくさん詰まった渾身の一冊です。読み終えて何だかプレッシャーから解放されたような気がしたら‥・・・本望かも

| 11:52 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月09日

もしもリチウム電池が無かったら

折りたたみガラ携もスマートフォンも無く肩からショルダーホンを掛けた自称トレンディ親父が新幹線のデッキでシモシモと大声で通話してたかも
デジタルカメラはプロ用の一眼レフカメラ以外それ程普及しておらず、フィルムカメラが主流でワンレン・ボディコンのお姉さんが盗撮に怯える事も無く
・・・・・動画投稿サイトの登場もずっとあとのことだった?


大手化学メーカー旭化成の吉野 彰(よしの あきら)さんらがノーベル化学賞に輝きました。青色LEDの開発、実用化と言い毎日の暮らしには欠かせない製品での受賞だけに日本人から受賞者を生み出せたことは世界に自慢できる快挙です。
そもそもはビデオカメラの電池を長持ちさせる開発競争の中で実用化されたリチウムイオン電池、やがて携帯電話の電源やノートPC、電池自動車にとその用途も性能も果てしなく拡がって、今やリチウム電池なしの世の中は考えられないくらいのキーテクノロジーとなりました。

80年代以降、電池の高性能化が進んだ一つの要素にこうしたビデオカメラの小型高性能化が挙げられます。一度に大容量の電力を消費し、長時間持たさなければならない、マンガン乾電池では力不足。ニッケル水素電池も使い方に難があり、一時的に使われた他は初期のプリウスもこれに頼っていました。リチウムイオン電池の開発はまさにビデオカメラあってこそだったと言えるかもしれません。

ところで、今後これほどの発明、開発が日本人の手によって生み出され、再びノーベル賞に輝く日が来るのでしょうか?家電、弱電分野では今や韓国、台湾勢の後塵を浴び、理系学生の志望者も漸減傾向と聞きます。この分野で力を入れるインドや中国勢に軒並みノーベル賞をさらわれる時代がやがて到来するかもしれません。

日本がいつまで技術立国の立場を保ち続けるのか?ちょっと先行き不安になったりもした、今日のニュースでした。

| 19:06 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月08日

会社の舵取り

 日産の新しいCEOに現専務執行役員で東風汽車有限公司総裁=内田 誠さん(53歳)が内定しました。新生日産の舵取り、=ハンズフリー、自動運転には頼れない難しいハンドリングです。

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 内田新CEOは、大手総合商社で就職人気トップにもランクされたことのある旧・日商岩井の出身・・・・さて、日産の歴史でも生え抜きとそうでない車種があります、スカイラインは最初日産とは別の会社;プリンス自動車の生まれでした。その兄貴分がグロリア。そもそもスカGのエンジンはこちらのもの。宮内庁に納入された国産御料車もこの会社が生産したものです。2代目グロリアには、このプリンスロイヤルの顔立ちが反芻されて高貴なムードを盛り上げています。

 先日発表された天皇陛下パレード用のセンチュリー改はトヨタの制作、皇太子時代にご成婚の際乗車されたロールスロイスは30年と保ちませんでしたから比較的短命な方です。

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 グロリア(三代目)はセドリックに吸収され、70年代の230系、330系はセドリックとエンブレムが違うだけ。西部警察でパトカーとして大量にクラッシュさせられ、ジャンプするクルマの踏み台となり、テレビ用16mmフィルムにその最後の雄姿を多数残して消費されました。

一方でスカイラインは日産のドル箱に成長し過去の栄光(グロリア)を受け継いでいます。他方プリンスの名前は今や販売店の名称としてのみ生き残っています。

日産の新社長、果たして次なる栄光に繋げられますかどうか?来年以降発表される新型車もですが、GT-Rの行方、Zとの共存がどうなるか・・・・社長の匙加減がとても気になります・・・・

| 11:47 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月07日

パリに見出されたピアニスト🎹

舞台は映画:『のだめ カンタービレ』にも登場したパリ国立高等音楽院。ここでディレクターを務めるピエールは学生減少に危機感を抱いていたある日、パリ北駅の街角ピアノで類稀なる演奏に心を奪われてしまう。
演奏者はただの音楽好きの青年、ピアノを目にするとそこがたとえ何処であろうと鍵盤を弾きたくなる。生活に窮し悪い友達とコソ泥を繰り返しては警察と追いかけっこに明け暮れる日々。

そんな天才青年マチューの素質を何とかして開花させたい! 背水の陣で向き合ったのは世界のエリート達が覇を競う国際ピアノコンクール。一体こんな練習嫌いのわがまま者をライバルがひしめくコンクールに出場させることなんてできるのか?

窮地を救うのはやっぱりloveだった?コントラバス奏者の女性に惚れ込んだ事から、ラブストーリーも並行して走り出す。

展開の読みやすいサクセス・ストーリーではありますが、ピアノ一台でじっくり聴かせるバッハやラフマニノフの名曲。そしてパリの街並みの向こうに見える焼失前のノートルダム大聖堂の姿!CGに頼らない、音楽が主役のこんなスローな映画もたまにはいいものです。

日本の若手イケメン俳優にも似た主演のジュール・ベンシェトリをずうっと観ていたい娘にもオススメしたい映画です。
帰ったら改めてラフマニノフのピアノ協奏曲NO.2を始めから聴いてみるとしますか?

| 18:24 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月06日

ルマンの再現

Dsc_0791耐久スポーツカーレース,WECを見に富士スピードウェイへ。ルマン24時間に出場し二連覇のトヨタTS050の走りをカメラに収めてきました。と言っても実はこれが最後の晴れ舞台・・・来年にはレギュレーションが変わり新型にスイッチしてしまうので、ルマンウィナーの走りを拝めるのはこれが国内で最後のチャンスです。

Dsc_0078横綱相撲と言えるほどの圧倒的勝利、は最初から予見していましたがアウディ、ポルシェと言った強豪がいないのはちょっと物足りない所。強いライバルとの闘いが見たかった気も・・・・
Dsc_0088表彰台は今年のルマン24hと同じ。8号車の中島一貴が表彰台の中央に!小林可夢偉の7号車は2位に食らいつき、ルマンと同じワンツーを見ることができました。

| 11:46 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月04日

柿の種から

ゴーン体制に決別し、次期CEOの人選が進む日産自動車。その歴史遺産を秘蔵するヘリテイジコレクションを見に行ってきました。(要予約)
今月末には東京モーターショーも開幕、ここはひとつ80年余の歴史を振り返って、日産の歩んだ日本とその時代を振り返ってみることにします。

柿の種

と呼ばれたブルーバード310系、由来はその小さなテールランプの形から。ダットサン110,210の次世代モデルとして生まれ、ブルーバードと呼ばれたのはこの世代から。時はあたかも皇太子ご成婚の頃。ようやく家庭にもテレビ受像機の普及の兆しが見えた頃です。でも、自家用車はまだまだ高根の花。個人商店主が乗り回すダットサントラックが羨ましくもあった時代

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このクルマが後々フェアレディ1500やシルビア、DASUNトラックの土台となるのだから日産にとって外せない歴史的なモデルです。この当時にしかなかった特別仕様=ファンシーデラックスも稀有な存在、スズキアルト麻美スペシャルよりも遥か昔に女性専用仕様車を設えていた。っクリーム色のステアリング、バニティミラー付きのサンバイザーは言うに及ばず、一輪挿しとかハイヒール用スタンドなど今は見られない特別装備。まだまだマイカーが庶民のものではなかった時代、このクルマは富裕層のご婦人しか狙っていなかった。ゆえに現存する台数もほんのわずかです。

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ブルーバードがモデルチェンジした後も柿の種のタネは新型フェアレディの骨格として生き残り、セドリック用の1500エンジンを積んだSP310からフェアレディの快進撃が始まります。1600ツインキャブエンジンはシルビアブルーバード・セダンにも搭載され、SSS(スーパースポーツセダン)という付加価値を生み出しました。ファンシーデラックスからSSS迄これほど守備範囲の広かった車種も画期的でした。

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最後にブルーバードとして発表されたのは95年のU14系、マキシマやシルフィもブルーバードから派生したと考えると今に息づく日産の本流といいえるでしょうか

| 11:48 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月03日

気高く勇敢に(Hotel Mumbai)

インド西部の港湾都市=ムンバイに実在する超一流ホテル。従業員の規律も厳しく調度品はクラシカルな高級品。何よりも宿泊客を第一に考え最上級のおもてなしを当然だと考える。宿泊客は欧米ロシアのVIPやセレブも少なくない。

そんなタージマハル・ホテル(Taj Mahal Palace & Tower)が迎えた2008年11月26日、武装したイスラム系テロリストのグループがムンバイの歴史あるターミナル駅に向かっていた。自動小銃を乱射し高級レストランでも無差別銃撃。30分以内に次のターゲットを襲撃するよう指令されていた・・・・・


序盤から喧しい激しい銃撃の音が鳴り響く映画「ホテル・ムンバイ」はしかし、バイオレンスもの・マニアのための映画ではありません。

宿泊客の先頭に立ち自ら進んで安全を守ろうとテロリストたちに対峙する気高い勇敢なホテルマン達、ニューデリーからの特殊部隊到着を待ち切れず保安モニターの並ぶ二階の警備室に突入を図る現地警察の決死の進撃。どれも実在した事件をもとにしたストーリーです。

窮地に立たされた客の不安やテロリストの置かれた厳しい状況にも焦点を定め、事件は予測できない、しかもスリリングな場面の連続でした。

見終わったあと思わず涙腺を刺激されている自分に気がつきました。どんな種類の涙なのか?是非この映画を一度ご覧頂きたいと思います。本物のヒーローはコミック原作の映画ではなく、実際にはこういう所に現れるものだと思い知らせてくれもします。

出来れば消費税アップの前にムンバイ行きのチケットを買っておくべきだった!宿泊は叶わなくとも、セキュリティを厳重にして今も営業しているホテルで、ホテル・マン達の姿を確かめに行くために・・・・

| 20:52 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月02日

もうすぐ?ハロウィン

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ライブラリー室の前には早くもかぼちゃが勢ぞろい。国民的行事となったハロウィンですが、そろそろ仮装の準備もたけなわ?のはず・・・・今年はどんな衣装で意表を突いてくるのでしょう?

| 08:22 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年10月01日

ボディガード

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ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナー主演の映画「ボディガード」。
1992年の映画ですが
このミュージカル版が、イギリスからやってきています。
観てきました。

あの曲も、あの曲も、そうです!
舞台で繰り広げられる様々な感動シーンで登場します。

映画でホイットニー・ヒューストンが演じていた役、歌手レイチェル・マロンを
このミュージカルでは
アレクサンドラ・バークとジェンリー・シャローがダブルキャスト。

私が見たのは、アレクサンドラの舞台でした。
実は、先週金曜日、アレクサンドラがJ-WAVEにいらしていたのです。
とてもキュートな方で、鶏スープのラーメンが食べたいとおっしゃっていました。

それから
LiLiCoさんがこのミュージカルの公演サポーターを務めていらっしゃいます。

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舞台はとても楽しかったです。
場面ごとのステージの変化が効果的で面白く
照明やスクリーン、音楽でショーアップされて楽しめました。
アレクサンドラの「I Will Always Love You」もすてきでした。
「Run to You」は何度聞いてもいいなぁ・・・。

ホイットニーの曲を楽しんで・・・
映画との違いをみつけてみたり

ミュージカル「THE BODYGUARD」
東京公演は東急シアターオーブで10月6日までです。

| 16:59 | コメント(0) | カテゴリー:東海林克江


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