2019年10月31日
tms2019
開催中の東京モーターショー、今年はとりわけ電気自動車、自動運転に関する参考出品が目立ちましたが未来を見据えると、どんな技術がこれからの鍵を握るのか?ちょっと視点を変えて見てみようと思います。
日野自動車、いすゞ、UD、ふそうの各社は東京テレポート駅からすぐのA/B会場、トヨタ・ダイハツ・スバルの各社と部品各社、そしてトミカ、キッザニアの出展もあるエリアです。
EV化でクルマのデザインも大きな可能性が広がります。例えばこんなまっ平らなプラットホーム・・・・・
電池もモーターも自由に配置できる強みを活かして突起の無い平らな台車は重く大きなエンジンを積む内燃機関では真似のできないもの。駆動は後輪で1モーターの出力を前後ホイールにリンクで伝えます。何ならココにシートとハンドルを並べたら、そのまま走り出せるかも。自動運転で運転台が無くなったら貨物車は鉄道貨車のように前後の無い入れ物でも構わなくなるかも・・・・・逆にモーターホームやキャンピングカーはそのまま動く住宅としてもっと魅力的になりそうです。
□の次は〇
何の変哲もない高圧タンクですが水素社会を実現するには大事なアイテム。
ゼロエミッション社会の実現には重くて高価なバッテリーを積んだEVだけではおぼつきません。とりわけ、重量のかさむ大型車だと重く高価な電池のデメリットばかりが目立つ結果となってしまいます。そこで水素を充填する燃料電池車の開発も重要になってきます。その水素を蓄えるタンクは無暗に形を変えるわけにはいかず、置き場所も限られてきます。
例えばこの70リッターほどの容積のタンクならタクシーのLPガスほどのサイズで乗用車ならほぼ、リアシートうしろに限定されてしまいます。もっと小型のタンクならばセンターコンソールとか計器盤の後ろとか、置けなくもありませんがタンクとしての効率は落ちてしまいます・・・・その点,トラックなら荷台の下にはいくらでもスペースがあるしバスの屋根上にだって・・・・
水素社会の実現にはもちろんインフラの充実も欠かせませんが車両レイアウトという観点から見れば、小さな車程EV有利、大型車はいずれ水素燃料にシフト、という未来が見えてくるのではないでしょうか?
バイクの未来にも大きな可能性が,とりわけ安全支援麺では期待できそうです。ミラーの死角に接近する車両を知らせたり、急に車間距離が減るとライダーに警告したり,安全で安心なライディングの実現は案外早いかも・・・・(BOSCHが参考展示)
まだまだ語りつくせない話題が一杯,午後4時からは割安チケットで入場も!
オープン・エリアではライブステージもあるのでクルマ音痴だったとしても大丈夫。
もちろん音痴でも,ライブが好きなら!
東京モーターショー、11月4日まで開催中