2019年10月07日
パリに見出されたピアニスト🎹
舞台は映画:『のだめ カンタービレ』にも登場したパリ国立高等音楽院。ここでディレクターを務めるピエールは学生減少に危機感を抱いていたある日、パリ北駅の街角ピアノで類稀なる演奏に心を奪われてしまう。
演奏者はただの音楽好きの青年、ピアノを目にするとそこがたとえ何処であろうと鍵盤を弾きたくなる。生活に窮し悪い友達とコソ泥を繰り返しては警察と追いかけっこに明け暮れる日々。
そんな天才青年マチューの素質を何とかして開花させたい! 背水の陣で向き合ったのは世界のエリート達が覇を競う国際ピアノコンクール。一体こんな練習嫌いのわがまま者をライバルがひしめくコンクールに出場させることなんてできるのか?
窮地を救うのはやっぱりloveだった?コントラバス奏者の女性に惚れ込んだ事から、ラブストーリーも並行して走り出す。
展開の読みやすいサクセス・ストーリーではありますが、ピアノ一台でじっくり聴かせるバッハやラフマニノフの名曲。そしてパリの街並みの向こうに見える焼失前のノートルダム大聖堂の姿!CGに頼らない、音楽が主役のこんなスローな映画もたまにはいいものです。
日本の若手イケメン俳優にも似た主演のジュール・ベンシェトリをずうっと観ていたい娘にもオススメしたい映画です。
帰ったら改めてラフマニノフのピアノ協奏曲NO.2を始めから聴いてみるとしますか?