2019年10月08日
会社の舵取り
日産の新しいCEOに現専務執行役員で東風汽車有限公司総裁=内田 誠さん(53歳)が内定しました。新生日産の舵取り、=ハンズフリー、自動運転には頼れない難しいハンドリングです。
内田新CEOは、大手総合商社で就職人気トップにもランクされたことのある旧・日商岩井の出身・・・・さて、日産の歴史でも生え抜きとそうでない車種があります、スカイラインは最初日産とは別の会社;プリンス自動車の生まれでした。その兄貴分がグロリア。そもそもスカGのエンジンはこちらのもの。宮内庁に納入された国産御料車もこの会社が生産したものです。2代目グロリアには、このプリンスロイヤルの顔立ちが反芻されて高貴なムードを盛り上げています。
先日発表された天皇陛下パレード用のセンチュリー改はトヨタの制作、皇太子時代にご成婚の際乗車されたロールスロイスは30年と保ちませんでしたから比較的短命な方です。
グロリア(三代目)はセドリックに吸収され、70年代の230系、330系はセドリックとエンブレムが違うだけ。西部警察でパトカーとして大量にクラッシュさせられ、ジャンプするクルマの踏み台となり、テレビ用16mmフィルムにその最後の雄姿を多数残して消費されました。
一方でスカイラインは日産のドル箱に成長し過去の栄光(グロリア)を受け継いでいます。他方プリンスの名前は今や販売店の名称としてのみ生き残っています。
日産の新社長、果たして次なる栄光に繋げられますかどうか?来年以降発表される新型車もですが、GT-Rの行方、Zとの共存がどうなるか・・・・社長の匙加減がとても気になります・・・・