2019年10月30日
ミンダナオ悲話
いよいよ幕を開けた東京国際フィルムフェスティバル、今日はフィリピン映画をチョイスしてみます。
映画「ミンダナオ」は子供がクレヨンで描いた絵の様なタッチのアニメーション・タイトルからスタートします。舞台はフィリピン・ミンダナオ島のダバオ、南国風でもありどこか懐かしい感じもするロケーション。
ここで脳腫瘍と闘う四歳の女児と母親、それに武装ゲリラと戦い帰宅もままならぬ軍人の父親・・・・・更には、伝説のドラゴンの魔の手から美しい王女を守る為勇敢に戦う兄弟のストーリー
これらが映画の中で同時並行で展開して行きます。しかし娘の病状は深刻さを増すばかり、戦場の父親に武装ゲリラの銃口が狙いを付けています。勇敢な兄弟の物語、結末は・・・?
ミンダナオ島の暮らしぶりや風習、助け合いながらそこに生きるやさしい人々、そしてガムランにも似た乾いたリズムが心地良いローカルな伝統音楽と踊りもasianなムードを盛り上げてくれます。
ラストシーン、ダバオ湾の海から昇る朝日のエネルギッシュな輝き・・・・観客にはどう映ることでしょうか
Mindanao
10/30
11/2
screen7で上映
監督:ブリランテ・メンドーサ