国産の大型、HⅡAロケットとしては23号機となる人工衛星搭載機が:3時37分(日本標準時)に種子島宇宙センター/大型ロケット発射場から打ち上げられ、衛星は予定の軌道に投入されました。
今回搭載される衛星は気象観測の分野で重要な働きを占めることが期待されます.。宇宙から降水量を観測する衛星は既に複数が運用中ですが今度の新しい衛星/全球降水観測計画主衛星(GPM:Global Precipitation Measurement)は弱い雨や雪の結晶と言った従来より細かい対象も観測出来るので、大雨被害の起きているケース以外にも活用が期待されます。それだけでなく、従来機と同じ場所を同時にスキャンすることで、観測の精度を飛躍的に向上させる役目も担っています。
赤道から緯度の高い地域までほぼ地球上の全てを3時間ごとにマッピングして降水量を解析出来る・日米共同のプロジェクトとして開発からタッグを組んでいることもあって、世界的な成果も期待されています。