2014年02月12日
地球防衛の為に・・・ 「壇蜜を行かせて下さい」
地球防衛軍日本支部の誇る戦闘機パイロット「壇」隊員が生還率15%の危険なミッション遂行を志願します。はたして長官(森次晃嗣)は誤サインを出すのか
社会派を自認する河崎実監督の最新作、そのクライマックスでは主演・檀蜜が日本一の腕前を誇る、地球防衛軍エースパイロットを演じています。結婚式の前夜に夫の命を奪われた悲劇の未亡人、宿敵を倒す決意に萌えながらもドクターからは非情の宣告が。最後に宿敵と対峙した彼女が決断した愛情溢れる「オモイヤリ」とは・・・・・
日米関係、日中問題、放射性廃棄物、オスプレイ配備etcと社会派らしく日本の抱える諸問題に鋭く斬り込む問題作。各国首脳をはじめ元都知事も登場するストーリーは架空のお話とはいえ、安易にCG処理に頼らず、円谷映画に始まる特撮映画の伝統を継承し、アナログ世代をも納得させる、鋭い風刺とユーモアに溢れた力作です。
アマチュア特撮の雄として注目され、CMプロデューサーを経てプロデビューした河崎監督。元青春スター森田健作の第二の人生をプロヂュースしたあと、89年よりテレビドラマに進出、カナダファンタジア映画祭のアジア映画部門観客賞を受賞、
怪獣映画『ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発』が
ヴェネチア国際映画祭に公式招待
2009年は日本映画批評家大賞の特別敢闘賞を受賞。
2006年『日本以外全部沈没』は第16回東京スポーツ映画大賞特別作品賞を受賞。
東京はじめ、全国での公開も順次始まっています!2010年代の日本を振り返る時に見逃せない諸問題が満載です。見逃してもきっと後悔しますね・・・・・