インスタントカメラのチェキ、アナログな印画紙を使うデジタルフリーなカメラなのに人気は右肩上がり。あのライカまでもが市場に参入する盛り上がりようです。
最近20年ぶりで手に入れた愛機;インスタックスミニ40の実力やいかに?
晴天 近距離ストロボはまずもって問題なし。色合いのチューニングもよく出来ていてデジタル撮影の映像と相反しないもの、
と言えばお分かりだろうか? そこで敢えて意地悪な課題を一つ
スローシンクロはどのくらい有効か?夜景は撮れるのか?
日没を待ち臨海部の夜景が浮かび上がって来る日没後25分あたりの暗さで群衆にカメラを向けて見た。被写体までは4㌧車一台分の距離。バックは晴海地区の高層マンション群が写っている予定だった。
結論からすれば人物にもストロボ光量が完全に不足し夜景が撮れるまでのスローシャッターは切れなかった。
まあ10000円前後のカメラには無理な相談かも。CCD搭載の上級機種を買い増す他はなさそうです。
しかしそれ以外は文句の付けようが無い出来栄えで、十四〜五枚のうち不満足な結果は夜景の一枚とクローズ・アップでレンズを引き出し忘れた操作ミスの一枚のみ。打率9割選手と褒め称えて良かろう!
で、晴天の下改めてクローズアップ描写を確かめてみた
モデルは幕の内弁当を左手に掲げバックには新緑のスキー場リフトが麓から山頂への斜面まで・・・近距離から遠景までのピントの具合も確認できる好条件。
出来栄えは文句なし、どころか背景の遠景にもちゃんとピントが来ており、これで一日中あらゆる景色を収める事が出来るとわかった。レンズシャッターでスピードは最速1/250、絞りは開放f=12のせいぜい2ステップあたりが限度か?
なので遠くの夜景が写らなかったのは1/4までしか落ちないシャッタースピードの限界以下にあったこと、絞りがf=12よりも開けなかった事が理由と納得。逆に晴天下ならほぼ怖いものなし、とみて良さそうだ。
肝心の証拠写真、幕の内を納めた渾身の一枚はあろうことかその場に置き忘れて来てしまった
デジタルにはあるまじき失敗だった。
一枚の写真がいかに大切であるのか、思い知らされた幻の一枚だった・・・・(写真は参考)