あまちゃんの大ヒットで脚光を浴びている三陸鉄道。反面地震の影響後復旧の槌音から遠ざかっていたJR山田線、宮古釜石間、その不通区間がようやく復旧し運営を三陸鉄道に移して新生三陸鉄道が誕生します。28日はその不通区間だったレールの上で三鉄車両の試運転が始まりました。
これまでの三鉄は北リアス線と南リアス線という二つの区間に分かれ分かれになってJRをサンドイッチしていたものですが、これで岩手県の長~いリアス海岸を南北に縦貫する160km超の長距離路線が生まれることになります。東京からだと静岡市の手前あたりまで・・・・・掛け値なしの長距離路線です。
震災の前までは気仙、大船渡方面のJR路線から南リアス線に乗り換えて、釜石でJR線に、宮古から再び三鉄に、と乗り換えを余儀なくされたものですが、これからは(時間帯にもよりますが)三鉄車両一本で縦断旅行も可能です。
トンネル区間が多く、難工事続きだった北、南リアス線に比べ、旧山田線区間は風光明媚な海岸線が魅力。浪板海岸や山田弯、小説で有名になった吉里吉里なども縫って走るパートですが、海岸近くのロケーションが災いして津波被害もとりわけ大きなものとなってしまいました。。
(船越湾〜浪板海岸口駅;震災前)
あまちゃんで脚光を浴びて以降、今でも高い人気の三陸鉄道が、文字通り三陸を網羅する鉄道として新たなスタートを切るまでもう少し、3月下旬の開通で三陸鉄道はスタートから36年目の春を迎えます。🌸