2019年01月18日
ショートでもいいっか
思いっきり髪を切った長澤まさみってどうなんだろう?と、あまり期待もせずに観たのが映画「マスカレード・ホテル」でした。ザンギリ頭の木村拓哉が話題の作品です。
連続殺人事件の犯行予告場所となったホテルに潜入捜査員として送り込まれたキムタク、ベテランクラークの長澤まさみに指導されて髪もバッサリ。ホテルマンに変身する姿が見所ですが、これが劇中の台詞にもあるとおり意外に良く似合ってる!!映画「君を忘れない」(1995)ではゼロ戦の特攻隊員を当時のロン毛のまま演じたキムタク、でしたが今回の7・3分け、オトコの目から見てもなかなかいい感じに仕上がっています。
年下の長澤演じる指南役との台詞のやり取りもまた不思議な上下関係を見事に演出していて、これからのキムタクがどんな役どころにレパートリーを広げてゆくかも期待が持てます。
東野圭吾原作のストーリーは顔も動機も不明な犯人(ターゲットも)探しの謎解きでありながらもホテルを訪れるさまざまな「お客さま」とホテルマンの関係を描きつつ、その中に少しずつ謎解きのヒントが織り込まれるといった、実に緻密でリッチな味わいのストーリー。エンディングも実にクールで粋な終わり方・・・・・
全編ずっと制服姿の長澤まさみ、髪を思いっきりショートにした凛々しいホテルマン姿もまた、魅力的です。海街diaryや50回目のファーストkissで見せた奔放な役柄とはまったく違う、こんな彼女に会えるのなら比較サイトを逡巡しなくても速攻で予約しちゃうかも
浜田岳、高島政宏、小日向文雄、松たか子、笹野高史といった個性派、実力派に加えて石川恋、前田敦子といったキャストも疑わしいといえば疑わしい・・・・・キャスティングの妙もまた、魅力です。
事件が解決してしまえば折角のキムタクホテルマンも見納め、となってしまうのか?・・・・・解決せずに続編へというのも悪くないと思いますが・・・・エンドロールの後には制服以外のファッションもちゃんと披露する長澤まさみも勿論見逃せません