(FIA)国際自動車連盟は3日、自動車のF1世界選手権の新チーム、USF1の参戦撤退と、代替チームの登録を行わない方針を発表した。これで、USF1の代替参戦を狙っていたステファンGPの正ドライバーで、昨季ウィリアムズ・トヨタに所属していた中嶋一貴の今季のF1挑戦は断たれた。
昨シーズン終了後にF1を撤退したトヨタが今季に向けて造っていたマシンを使用するステファンGPだが、ドライバーの1人は中嶋一貴であると明言していた。しかしエントリーが認められず、中嶋の今季参戦もなくなった。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20100304-OYT1T00398.htm?from=navrkw
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/sports/20100304-567-OYT1T00398.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100304-00000110-ism-moto
FIA issues 2010 Formula One entry list
22. Pedro de la Rosa, ESP, BMW Sauber F1 Team
23. Kamui Kobayashi, JPN, BMW Sauber F1 Team
USF1は今シーズン参戦できるか危ういため、USF1のドライバーであるホセ・マリア・ロペスは、チームのマシンを初走行させることなくチームを離脱する可能性がある。ロペスは他の新規チームであるカンポスに加入することを望んでいる。ロペスのマネージャーによると、早ければ今週木曜日に何らかの発表が行われるという。
なお、USF1からカンポスへ移籍するというホセ・マリア・ロペスの試みは失敗に終わったとロペスの母国アルゼンチンで報じられている。
『Clarin(クラリン)』紙は、カンポス移籍の最終期限が週末だったと報じており、それが過ぎてしまったことから、カンポスはブルーノ・セナとカルン・チャンドックという布陣で戦っていくとしている。
http://f1.gpupdate.net/ja/formula-1-news/228757/
少し前までカンポスとして知られていたHRTフォーミュラ・ワン・チームのレースドライバーとして3日(水)に国際自動車連盟(FIA)が発表したエントリーリストに掲載されていたが、正式発表された。 チャンドックは昨年までの3年間をGP2シリーズで戦っており、チャンドックのチームメイトとしてHRTに所属するのは、GP2時代にチームメイトでもあったブルーノ・セナだ。両者ともにルーキーとして、ダラーラ製シャシーとコスワースエンジンを武器に開幕戦バーレーンGPでF1デビューすることとなる。
http://ja.espnf1.com/campos/motorsport/story/10124.html
USF1とともに参戦が危ぶまれたカンポスは、来週に迫った今シーズンの開幕戦を前に、チーム名をヒスパニアレーシングに変更することを発表した。
スペインの企業家であるホセ・ラモン・カラバンテは、カンポスのチーム株式の大半を購入し、自身が所有するグルポ・ヒスパニアにちなんでチーム名を変更する。なお、同チームは経営が変わっても前代表が契約したブルーノ・セナ(26歳:ブラジル)との契約を継続するとしている。 一方、コスワースエンジンがシャシー製作のダラーラに送付されたとされているものの、ステファンGPがダラーラからこの権利を買い取ったとみられ、その場合カンポス・メタF1が今季の参戦は不可能になるという。四面楚歌のカンポスメタF1は、首脳陣が一新。
新たにチーム代表のポジションに就いたコリン・コレス氏がチャンドク選手の起用に関心を示しているとされていたが、同チームの参戦は依然透明なままの状態が続いている。すでにGP2で3年の経験を持つ26歳のインド人カルン・チャンドックは25日にダラーラのファクトリーを訪れ、シート合わせを済ませたという。
マネージャーを務める父ビッキー・チャンドックは、
「コリンと交渉を進めており、もう間もなく合意に達するだろう。何年も前からコリンとは付き合いがあったが、バーレーンGPにマシンを並べるための彼の意志と情熱には本当に感心したよ」