2009年11月16日
暁の出撃
今朝の都心の日の出です。
そのあまりの美しさにしばらく釘付けとなりました。
美しい朝焼けを見ると、ある映画を思い出します。
「暁の出撃」・・・・・・・
このタイトルの映画は2本製作されています。
1本目は1955年製作の「暁の出撃」
もう1本は1970年製作の「暁の出撃」です。
同じタイトルの映画でありながら内容は全く違うため、
しばしば混乱が生じますが、朝焼けの美しさから
連想するのはカラー作品の1970年製作の
「暁の出撃」です。
女スパイと空軍将校のロマンスを描いた作品で、
主演はジュリー・アンドリュースとロック・ハドソン。
美しい朝焼けの空に出撃する複葉機のシーンが
忘れられません。
監督は「ティファニーで朝食を」や「酒とバラの日々」、
「ピンクの豹」などの作品でおなじみのブレイク・エドワーズ、
洒脱なコメディー作品に定評があります。
1955年製作の「暁の出撃」は、モノクロ作品で、
こちらは、第2次世界大戦で実際に行われた
イギリスのアヴロ・ランカスター爆撃機による
ドイツのダム爆破作戦を描いたものです。
この作戦のために、ランカスターは巨大な特殊爆弾を
搭載出来るように改造され、「ダムバスター」と呼ばれました。
投下した特殊爆弾が水面をバウンドし、ダムの巨大な
コンクリートを効果的に破壊出来るようにしたもので、
実写フィルムも残されています。
どちらが好きな作品かと問われれば、勿論、後者です。
マイケル・アンダーソンが監督した航空戦記映画の
傑作で、リチャード・トッドやマイケル・レッドグレーヴなどが
出演しました。
この2作品はDVD化されていないようで、まだ手に入れて
いません。(発売が待ち遠しい作品の一つです)
朝焼けの空とダムバスター、発想が短絡的ですが
航空マニアの悲しい性なのでしょうか・・・・・・
ちなみに、これは昨日の都心の朝焼け空です。