竹内まりやのライブを見たことがある!と自慢したくなるのが上映中の映画;
「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」
プロローグはご本人のインタビュービデオからスタート、
ライブの一曲目は何だろう?と期待が高まります。
やっぱり
「戻っておいで私の時間」
かな? いや、
「セプテンバー」
が初期の彼女らしいイメージかな?それとも意表を突いて
「J-BOY」
かな?
全部 ハズレ! でしたが、Aメロの歌詞を聞いて一曲目だと納得!映像は2000年のsouvenir liveのものです。
さすがに4K映像でもなく画質的には時代を感じさせますが、デビューから20年以上経てもキュートでみずみずしく、飾らないファッションなのに美しくてゴージャス! 勿論、彼女の清み切った、甘くて伸びやかな高音の魅力は変わりません。
デビュー間もない頃のアルバム;ラブソングスから
「♬五線紙」
アコースティック・ギター一本の伴奏はレコード版よりもこの曲の雰囲気をよりノスタルジックに演出してくれます。
挿入される取材映像には愛用のレコーディングスタジオや懐かしの写真のあの人も登場。ロスでの取材風景も織り込まれていて久しぶりの再訪を楽しんでいる様子も!
最近になって、何故かカルト的な人気の急上昇ぶりを見せている
「♫Plastic Love」
彼女のナンバーで一曲だけを選べと言われたら文句なくこの曲です。昔、助手席に乗った女性たちもきっと耳にタコの頻度でこの曲を聞いたはず。
Live音源は持っていますが、結婚以降の歌っている彼女の姿というのは全くと言っていいほどありません。
まだ、中森明菜が第一線で活躍していたころレコード店の店頭に流れていたのを聞いて速攻で買ったCD『CRIMSON』の2曲目が
「♪駅」
後にセルフカバーがリリースされたこの名曲も個人的な超お気に入りです。
そして、あっとう間にラストが近づきます。セット・リストは早くもアンコールに突入、
意外にもあの曲を、バックコーラス+人間パーカッション(T.Y)でアカペラで!
もちろん代名詞ともいうべきあの曲も含めて本当に最後の一曲は・・・・・・・・そう、きたか!!
・・・・・・40年分を濃縮した90分があっという間に過ぎてゆきます。
ある意味、今年観た音楽映画の中では人気のクイーンの映画よりも深い感動を覚えました・・・・
もしも彼女のファンを自認するなら今からスグ映画館に向かうべきでしょう。いや、明日からも毎日観なければなりません。なぜならば公開は期間限定、来週までしかやってませんから!
配給;東映、特別料金¥2800円 12/7まで