2018年11月07日
Fahrenheit119
注目のアメリカ中間選挙の直前、日本でも公開されたマイケルムーア監督の映画。主演はドナルドトランプ,二年前の11/9に株価急落を引き起こした張本人です。
で、この映画=共和党や現職大統領をコケにして民主党への投票を啓蒙する映画なのかと言うと、さにあらず。民主党上層部やオバマ前大統領にも矛先を向けています。
ムーア監督がなによりも好きな祖国アメリカ、このままじゃ本当にダメな国家になってしまうという危機感が彼を駆り立てたのでしょうか?お約束の突撃取材だけではなく、ふんだんに盛り込まれた資料映像、テレビ画面、動画投稿の数々には苦々しい記憶も一杯・・・・・
記憶に新しいところではダグラス高校銃撃事件を受けて立ち上がった高校生エマ・ゴンザレスの歴史的なスピーチや今回の選挙で当選を確実にしたNYブロンクスの元女子大学生28歳のアレクサンドリア・オカシオ-コルテスも登場します・・・・、
そして何よりも恐ろしいのは政治の素人がリーダーシップをとった場合の末路です。誰でも知っている暗い過去をうまく現状に重ね合わせて、その結果待ち受けている運命を示唆します
そしてついにマイケルムーアが行動に出る時がやってきました。手にする武器はマシンガンではなく、白い大型トレーラーで乗り付けた故郷ミシガン州フリントにある豪邸の持ち主は・・・・・・