2018年11月21日
ニホンノレキシ
同級生のススメで百田尚樹の話題の新刊を手に入れました。日本の歴史をたった一冊で・・・・・そんな無理な‼な企画ですが・・・・・・・
注目したいのはこの本の後半部分です。明治維新以降の150年に半分以上を割いています。
欧米の帝国主義に抗して当時の日本人がいかに戦ったか、他のアジア諸国と日本がどう違うのか、著者の視点から歴史年表を有機的につなぎ合わせてくれます。
著者は歴史にはスト―リーがある、ヒストリーとストーリーの語源は同じだと語っていますが、無味乾燥な3学期の歴史授業がこの一冊を読むことで激変していたかもしれません。
もう一つ気づかされるのは戦争における武器の役割の大きさと、歴史の節目に現れる朝鮮半島の存在です。20世紀の戦争は武器の進化で一変しました。石油を燃料としたことも日本の開戦と無縁ではありませんでした。
今、ニュースに取り上げられている徴用工の問題も北方四島の問題も米中の摩擦にしたって、過去の歴史を読み解けばその行方を占るヒントにもなりそうです。
ちょうど司馬遼太郎の坂の上の雲を読み終えたばかりだったので、作品の前後の時代背景をもう一度反芻する意味でも、ベストな組み合わせとなったようです・・・・・・
で、坂の上の雲をもう一度最初から読み直してみることにしました・・・・・