株価が最高値近辺で推移して、経済も好調なアメリカ市場。自動車販売も6月は連続で高水準を維持しています。年換算では1700万台と、中国に首位の座を明け渡しこそすれ、保有台数やインフラ、関連市場の大きさではまだまだアメリカが世界一の自動車王国であることにかわりは有りません。
そんなアメリカの路上を見ると、昔に比べると少しずつ景色が変っている様です。まずフルサイズのV型8気筒エンジン搭載車をあまり見かけなくなったこと。V型6気筒はかなりの数に上ると思われますが売れ筋は4気筒搭載の2万ドルクラスの小型車。カムリやアコードと云った「北米産」の和・車ブランドがランキングトップを争っています。ほかの日本車も多い訳ですが、近年韓国車の台頭は目覚ましく、勢力地図を大きく塗り替えそうな勢いです。
アメリカの国民車とも云えるピックアップトラックも昔ほどには走っていない印象を受けます。ここでも日本製大型車のタコマなど、輸入車の台頭が印象的。原宿で見かけたシェヴィーのエルカミーノみたいなオシャレでパワフルなピックアップは絶滅が危惧されます。
日本でもコロナやクラウンと云った基幹車種に用意されていたバリエーション、平成初期にはサニーやパブリカに該当車種が用意されていましたが、もう随分昔に姿を消しています。代って登場したSUVはそもそも日本車が火付け役。今やこちらの方がアメリカの国民車然としているばかりか、輸入車各社もSUV抜きの商売は、もはや考えられなくなっています。
ライトで、ベーシックなオシャレな小型トラック、アメリカで生活出来るなら一度は手に入れたい生活の足なんですが・・・・・