にまつわるエピソードを述べよ(記述式)
JCCA2012ニューイヤーミーティングにて
解答例
第一回の日本グランプリで好成績を挙げた他社が営業成績を伸ばす中
起死回生を図った当時のプリンス自動車が送り込んだ刺客が
最強のG6エンジン+小型のスカイラインボディーの組み合せ
必勝作戦に見えたこの企画も思わぬ黒船、ポルシェの前には
歯が立たなかった。このことが翌年以降の本格的なレーシングプロトタイプ
スポーツカー、R380シリーズの開発に繋がる。この赤バッジのクルマの
後継車はそのツインカム4バルブエンジンを受け継いだ、言わずもがなの
初代GTーRだった。
もし、GTーBが予定通り初勝利をおさめていたら、
三度目の日本グランプリの覇者はどんなクルマだったのか?
今に繋がる赤バッジの伝説は生まれていただろうか?
一度は接戦を演じながらも優勝出来なかったことが後の大きな語りぐさに、
そして高度成長期の日本を代表する
レーシングカー誕生に繋がったと云う点で偉大なる
GTーRの母体、原点と見なすこともできるのだ。