2014年01月17日
震災観光ツーリズム
・・・と云う言葉が最近クローズアップされる様になりました。日本では阪神淡路大震災でも少なからず犠牲者が出た激震地のひとつ、兵庫県の北淡町に記念館があります。反面,このような犠牲を伴った出来事を公開,展示することにはどのような意義があるのか?
実際に足を運んでみました。淡路島北淡町震災記念館です。震災で寸断された道路、民家,農地、それに巨大な揺れを引き起こした断層をそのままの形でリアルに保存しています。

その断層面を真横から見てみると70°くらいの角度でせり上がった断層面の様子が良く分かります。垂直方向のずれよりも水平方向の動きの方がより大きく,民家の塀が大きくずれているのが判ります。このお家,震災後もしばらくは居住されていたものを買い上げて一般公開しており,台所の惨状はあの日のまま。止まったままの掛け時計と併せて歴史的にも貴重な資料となるに違いありません。
震災記念館を訪れてみて,もちろん防災への意識が高まったことは言うまでもありません。三陸を襲った大津波の前に,津波に関する基礎的な教育・報道がもっと徹底されていれば救える命がもっとあったのではなかったか・・・・・見学コースの終わりには南海トラフを震源とした津波の到達時刻の予想と到達範囲、これに備える四国・黒潮町の取り組みが紹介されています・・・・・・実はこれから本当に必要になって来るのがこの部分です!
実際に北淡町を訪れることで地元経済にも(ホンの数千円ですが)貢献したばかりか、訪問者自身にも自己啓発や防災意識を高めると云う、大きなお土産をもたらしてくれます。そのことを亡くなった犠牲者の霊達も決して悪くは思っていないことでしょう。




