2016年04月16日
震度7≠M7.3
熊本で震度7、最初に緊急地震速報を知った時、続報のマグニチュード=6.5という数字を聞いてこれほどの被害拡大は想像もつかなかったのが正直なところです。そして何よりも驚きだったのはこの震度7のほうが余震で30時間と経たないうちにM=7.3の大きな地震が起きていること。報道では続報扱いされている未明の大きな地震ですが、本来はこっちのほうがはるかに大ニュースだったのかもしれません。
台風の場合は最大風速と中心気圧の関係は中心からの距離に概ね比例するものですが、地震の場合は震源の深さが影響するので単にマグニチュードが大きい(小さい)からと言って簡単には判断できません。さて、このマグニチュードという数字、メートル法や天文単位などとは違って「対数」が用いられています。思い出しましたか?高校の数学で習うログ(Log)の話です。