2023年09月26日

w7系試運転始まる

来年春に延伸開業する北陸新幹線の金沢・敦賀間で今日から営業車両を使った試運転が始まりました。
といってもすでに試験・計測専門の列車イーストーℹ︎が走行済みなので、機械的な問題はないはずです。
レールはもう随分前に繋がっており、そこから架線を張って信号設備や保安関係の工事などさまざまな準備が終わっての試験運転です。

駅舎の方も、ほとんどの工事を終え、あとは券売機を設置したり自動改札の搬入を待つばかり・・・・工事主からJR西日本への引き渡しとあいなります。

さて、新幹線開業の影で並行する在来線は県境を挟んで石川県と福井県の別会社に移管されます。
この会社線区間を走る電車はほとんどか各停、在来の特急電車は無くなります。つまり大阪から金沢まで乗り換え無しで乗車できたサンダーバード等は敦賀で乗り換えを余儀なくされるわけで、関西方面の利用客にとっては数十分の時間短縮が果たして利便性の向上に寄与するのかどうか?疑問が湧いてきます。
そりゃ、東京から福井や敦賀の海水浴場に行くには便利になるでしょうが、米原乗り換えのこれまでの乗り継ぎに比べて時短メリットが巨額の建設費に値するのかどうか?

敦賀といえば、大阪から割と手軽に行ける海水浴場、でもあり保養地の一つでした。日本海側の海は対馬海流のおかげで水温も温かく、透明度もまずまずなのでサーフィンのような高い波を求めないのであれば絶好のビーチです。
そんな敦賀もいつの間にやら原子力発電所が立ち並ぶ原発銀座となって様相が変わりました。1番の大きな変化は敦賀駅でしょう。

在来線のホームの上に2階には新しく特急が乗り入れる新規の乗り換え用ホームが、その上3階には新幹線のホームが積み重なるようになっており、その地上からの高さは相当なもの。全国でも指折りの高sにある新幹線ホームになるそうです。
JRから切り離される在来線に、もはや国鉄型の交直流急行型電車の姿は望むべくもなく、JR西日本から譲渡される521系のステンレス電車が往来することに。
その昔はパノラマタイプの特急485系電車に乗れたり、食パンこと元寝台特急電車改造の415系といったユニークな車両が沢山見られたマニア垂涎の路線も見納めです。
そういえば、一昔前には大阪から急行きたぐにの寝台に揺られて雪化粧した北陸路の夜景を見ながら眠りについた頃を

・・・・・仕事の帰りに買った鉄道ジャーナルを読みながら思い出してしまいます。

| 21:03 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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