2023年09月26日
abbey road
名盤アビーロードをビートルズがリリースしたのは今から54年も前のきょう9/26
1969年の今頃といえば大阪万博を半年後に控えて日本経済は急成長の真っ只中。
それを象徴するように、日本の乗用車は100馬力を一つの指標として新車開発にしのぎを削っていました。
三菱が秋に発売したコルト・ギャランのインパクトは絶大で、一説にはイタリアンデザインというのも頷けるほど、それまでの古典的三菱車とは一線を画していました。
最高速はAⅡ-GSの105馬力で最高速175㎞というずば抜けた数字。真四角な4ドアのセダンなのに、です。
この年はほかにもホンダから空冷1300ccで100馬力以上を叩き出す、ホンダ1300が登場したり、テントウムシことスバル360の殻を打ち破るスバルRー2が発売されたり、そして年頭のGT-R、年末のフェアレディZ発表と話題には事欠かない1年でした。
それというのも東名・名神が全通して用賀と西宮がノンストップ走行できるようになったため。日本にもようやくハイウェイ時代が訪れた、と先進国に一歩近づいた感があります。
ビートルズ解散のカウントダウンが迫っていた中で、日本の歌謡界は相変わらずグループ・サウンズの旋風が吹きあれるなか、ピンキーとキラーズというユニークな構成のグループが出現し、ボーカルのピンキー(今陽子)が纏うパンタロンルックがあっという間にブームを巻き起こしました。
同級生の小学生が臆せずパンツ・ルックを履けるようになったのもこのころからでした。(体操の時間はまだ提灯ブルマーだったのに・・・)
あれから半世紀以上も経ちますがアビーロードもGT-Rもいまだにカリスマ的人気を失っていないのは、当時を知るものとしてうれしい限り。
帰宅したら、もう一度アビーロードのB面(お気に入り)に針を落としてみるとします・・・・・