2023年06月21日

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海上自衛隊で最大の護衛艦、ってかどう見ても空母「いずも」は、20日ベトナム中部の要衝、カムランに、2019年以来4年ぶり寄港朝、護衛艦「さみだれ」とともに、南シナ海に面したベトナム中部の要衝、カムランに寄港し、ベトナム海軍が主催する歓迎式典が開かれました。
中国が南シナ海で海洋進出の動きを強める中、日本として、ベトナム海軍との連携強化を一層進めるねらいがあるとみられ、必要なときにいつでも協力できるように日頃から交流を深め協力関係を作ることが期待されています。

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特にサイゴン陥落の後、カムラン湾は1979年から四半世紀もソ連(現ロシア)に無償提供されていた場所でもあり連携の強化、ベトナム海軍と・・・・50年前アメリカのベトナム戦争当時には考えもつかない状況で、日本の艦船がここを出入港する時代が来るとは驚きです。

これからの対中関係を考えると日米連携行動の一環として、この海域をいずもが走り回り、作戦の一翼を担うことは想定内の出来事です。
そうなった場合の燃料・銃弾・食量ほかの補給場所としてカムラン湾が重要なのは一目瞭然です。とりわけ中国が人工島を建設し領有するフィリピンとの摩擦が起きている南沙諸島(スプラトリー諸島)から見て、インドシナ半島で最も近い場所がこのカムラン湾のあたり・・・・・港湾の深さや着眼できる岩壁や錨泊場所など知っておきたいデータも山積。
発展著しいベトナムのこと、4年前の寄港から変化はないか、知っておくことも大切です。また現に今の時点でも中国側を牽制する役割を果たしています。

こうしたデータの積み重ねがイザという事態に直面してgo or No goを決断する重要な判断材料にもなるというわけ。つまり「その時」が訪れた場合のシナリオも着々と執筆が続いている、と考えられるわけで・・・・・
日の丸をつけた垂直離着陸戦闘機F35Bを載せたいずもがカムランの港で作戦の疲れを癒やす光景・・・・・現実のものになるのか❓昨今のバイデン発言、ブリンケン訪中も今後を占う重要な指標となるはずです。

| 22:43 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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