2023年06月11日
今週末はleman24
100年続く伝統の耐久レース ルマン24がスタート時刻を迎えました。 連覇中のトヨタは勝ち星を増やせるか? 興味は尽きません。
とりわけ今年は強力なライバルの出現に大注目!!あのフェラーリがトヨタと真っ向勝負を挑んでくるのですから。最終予選の結果はなんとフェラーリ499の2台がワンツーでフロントローを独占!トヨタの連続ポールポジション記録を阻んできました。練習走行ではいずれも3分25秒台に並ぶ接戦でしたがハイパーポール争いでフェラーリの2台はトヨタ勢に1分半近い差をつけます。
レースでの耐久性は未知数ですが、少なくとも序盤の争いは世界中の注目を集めることとなるでしょう。
なんといってもルマンでフェラーリといえば1960年代に連戦連勝を飾った不動の王者です。その後はフォードGTやポルシェの台頭もあって一頃の強さは窺えませんが久々に歴史を塗り替えるのか?トヨタも久々の強敵出現に気合の入っていることでしょう!!
さて100年も前、白洲次郎が愛用したベントレー3,0はこの未曾有の耐久レースを制した世界に冠たる英国のスポーツカーでした。 それを足代わりに欧州を駆け回った白洲次郎がいかに大物か伺い知れます。
戦後のアメリカ占領下時代、GHQの将校たちとネイティブ並みの英語力でやり合い、彼らをしてシラスには敵わない、と言わしめたのが白洲次郎。
吉田茂の懐刀としても知られ、憲法草案の頃の活躍は史実に譲るとして、そのクルマ好きも欧米人が下をまくほど、と言われていたようです。
裕福な家庭のエリート子息として育ち、英ケンブリッジ大に留学。渡英前からオーナードライバーだった彼はベントレー3リッターという超弩級のスポーツカーを手に入れます
当然の如く欧州各地を走り回った記録は随筆にも記されたようで、当時の振る舞いはまさしく若大将シリーズの映画を連想させるもの・・・・
当時のベントレー白洲が帰国した後、愛車のベントレーは長らく英国のマニアのもとで大切に愛用されていましたが、この車は日本にあるべきだ、との愛好家の助言に当時のナンバープレートのままより遠く異国に渡って来たものです。
ベントレー3リッターは子の頃、ルマン24時間レースをも制した世界トップクラスのレーシングカーでもあり、今日の路上でも立派に通用する性能を発揮します。
現在は関東にあるミュージアムの所蔵車として大切にメンテナンスされ、保存されています。
そんな白洲次郎の憧れの愛車を目にすることができたのは、ここ軽井沢。
芝生広場には他の有名な英国車とともに、輝きを保ち続けていました。
来年で車齢100歳!
これからもガソリンが買える限り、元気よく走り続けて欲しいものです。