2023年05月21日
levolant
自動車雑誌のル・ボラン、少なくとも40年以上前から続いている老舗雑誌です。
中綴じ、月刊のスタイルはそのままに高級輸入車にも強い雑誌のイメージがあり、大衆課路線とは違った側面を見せているのが特色・・・
そんなルボランのイベント:cars・meetが横浜赤レンガ倉庫で催されるようになって随分経つような気がします。国内外の有名メーカー各社の自信作が数台、所狭しと会場を埋めています。
今年の特徴はEVの比率がグンと増えたことです。メーカーによっては半分以上、全部EVという会社も珍しくありません。中でも注目すべきは中国メーカーのBYDが発売前のニューモデルを展示していることでしょう。アット3に続く小型モデルの海豚:海豚・ドルフィンとテスラSクラスに相当するシールです。
とりわけ、小型モデルの海豚は従来のモデルよりコストを圧縮し、価格競争力を高めたモデルの筈で、内装の仕上げもヤリスとカローラの中間レベル。性能的にはリーフとサクラの間を狙ってきているものと想像できます。
問題なのは、この車が日本市場にどれくらいのインパクトを与えるかという点で、おそらくサクラを除いた日本市場で最安のEVの座を狙ってくるのでは?というのが私の予想です。殊によると今のアット3より100万円近くプライスダウンしてくる可能性も・・・・・
そうなると、日本の主だったハイブリッドカーがライバルとして並ばれることにもなり、新たなEVの購買層が掘り起こされる可能性も無視できません。
夏にも予想される海豚の発売ですが、まずは価格、そしてスペック、サイズと興味はつきません。多分当初はバックオーダーを抱えるほどの注目を集めることでしょう。
日本メーカーも本気で対抗策を講じないといけなくなるかもしれません。