2022年08月03日
夢の蒲蒲線
やだー、あたしたちの専用車両に乗れるの?ホントに?
いいえ、オカマが乗る専用車両の話じゃありません。蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ羽田アクセス線の整備計画です。
東急沿線から京急空港線を利用するには蒲田、京急蒲田間をバス・タクシーか徒歩で移動する必要があり、いずれにせよベビーカーや車いす、ハンデを負った人々には大きな障壁でした。
これが乗り換えなしに直通出来たらハワイもバリ島も南紀白浜空港もぐんと身近な存在になります。
このほど第1期整備計画が前進したプロジェクトでは、まず運営する電鉄会社と、線路、駅などのインフラを整備する会社を分離しインフラ会社(半官半民:第三セクター)には33%づつ国、自治体、運営会社からの補助、出費を受けます。つまりは上下分離方式
具体的には東急多摩川線の環八オーバークロスの東側で地下トンネルに分岐します。そこから蒲田駅の地下に蒲蒲線・蒲田駅を新設、そのまま直進して京急蒲田駅の地下に設けた新駅までが第1期プロセスです。
運営は新会社。車両はおそらく在来の多摩川・池上線車両で、過去には4両編成の電車も運転された実績があります。分断される前は目黒線と直結された目蒲線でしたが、物理的にはまだレールがつながっている様子。完成の暁には最大4両の電車が京急蒲田駅地下駅から田園調布駅や目黒駅、もしくは自由が丘方面に顔を見せることが可能になりそうです。
計画申請から承認、着工までが3年、工事完了にはそこから10年で完成は2035の見込みです。その先は第二段階としtえ京急大鳥居駅付近で京急羽田線と合流。3線方式になるかどうかはまだ未定ですが、京急の列車ダイヤをどう振り分けるのかも問題になるでしょう。
構想から長い年月を経てようやく見え始めて来た蒲蒲線、池上線利用者としては完成後も蒲田で多摩川線に乗り換え、蒲蒲線に乗り換えてから京急蒲田に向かうよりは蒲田から素直に歩いた方が早かったりするのですが・・・・