2022年08月03日

8月はGTO

名だたるカーオークションでは早くから億の単位で値が付いたことでも有名なフェラーリの名車中の名車
それがGTOです。フェラーリカレンダーにもようやく馴染みのフロントエンジン12気筒の登場です。

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グランドツーリングのあとに就くOはオモロゲート=レースに出るための公認を得た(英)ホモロゲート車両であることの意味。

日本車でも人気にあやかって一台だけGTOを名乗ったのが三菱ギャランGTOでした。初代の格好良さときたら同期デビューのセリカを圧倒しています。
何しろ初代セリカに無かったファストバックルーフに加えてダックテールと呼ぶスポイラー状の整形を施したトランクリッドなど、時代の最先端をゆくデザインは国産車随一のものでした。

本家に話を戻すと、フェラーリのGTOはルマンでの優勝を期待され、数多くの競技にも出場、フロントエンジン・フェラーリの花道を飾るべく1962年のルマン優勝を飾っています。
フェラーリのレーシングカーとしては、このあとミッドシップの250LM/275Pが主軸となり、フロントエンジン・フェラーリは次世代のデイトナこと365GTB/4 以降、しばらくお休みの状態となってしまいます。

という訳でフロントエンジン12気筒250(3リッター)時代の頂点とも呼ぶべき存在が250GTOと言う訳です。日産フェアレディZの初代ともプロポーションが近く、精巧なレプリカが作られたこともありました。
ネーミングだけでなくGTO人気はその後も衰えずいまだにモデルカーや組み立てキットが売れ続けている、稀代の大ヒット商品でもあるのです。

| 06:43 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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