2022年06月16日

軽ev受注が15000台

やっぱりな!と思ったニュース・・・・・・軽の本格量産EV、サクラとekワゴン合わせて15000を受注!
発表からまだ、一ヶ月と経っていないのに、です。想像通りでしたがすごい数字。このペースが続くとしたなら半年で日本市場に5万台はおろか10万台ちかいEVが新たに走り出す計算になります。

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リーフの初期の立ち上がりが2,000台強でしたが、しばらくは街中で見かけるのも稀でした。二万台を超えると、たまに見かけるようになりますがレアな印象は否めません。
それが10万台ともなると、それほど珍しくなくなります。この数字はおそらく来年、再来年とさらに上積みされていくことでしょう。

さ、そうなると問題は充電器の数です。みんなが戸建ての建物に200ボルトの充電器設置工事を施して、自宅で充電すれば良いとして、集合住宅に住みながら近所の日産販売店の充電器をアテにしているユーザーは、程なくして他のユーザーが増えるほどに空電気のあきじかんを気にする生活を強いられるかもしれません。
今日明日、の問題ではありませんが、evが増えるに従って急速充電器も比例して増えないと、いずれ充電器の数の問題が俎上に上がることになるはずです。

そのいちばんの好例が高速道路のサービスエリア。東京から80kmにある足柄SAには当初から2台目の充電器が設置されていましたが、他の大多数のサービスエリア・パーキングエリアではさにあらず。
日曜夕方の山の中のSAでは最大5台の充電待ちを目撃したこともありました。

例えば関越道を例に取るならば高崎までのおよそ100kmの区間で三芳、高坂、嵐山、上里、駒寄の各SA/PAに急速充電器が有るもののこの数台がフルに稼働したとして、一時間で最大こなせる台数はせいぜい10台ちょっと。この100kmの区間を一時間に通過する台数が一体何台有るのかといえば、渋滞発生すんぜんの状態でも軽く一千台は超えています。
一時間に一千台が通過する中で、10台しか急速充電できない・・・・・それでもEVの普及率が1%までなら物理的には間に合うけいさん・・・・・・と考えるのは早計で、似たような性能のEVばかりだと、大体同じような場所で急速充電の必要が生じてくるものです。つまり上里や駒寄の先では複数のEVに急速充電の需要が生まれることになるわけです。
これは枝分かれする上信越道でも、峠越えを控えた横川には消費の嵩む碓氷峠を前に多くのEVに充電需要が発生します。

メーカーとしては、売れ行きの好調さに胡坐をかくことなく、一層の充電器拡充を進める責務が求められます。電気自動車の売り上げと評判を落とさない為にも・・・・・

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| 11:30 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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