2022年02月12日
ミラクル・カーリング
北京五輪女子カーリング日本の第3戦の相手はここイチバンに強さを発揮するデンマーク,最初から後攻狙いのノーカウントで2エンドへ,結局後攻ながら相手に一点だけ穫らせ、次の後攻を選ばざるを得ない窮地に・・・・.日本最初の後攻は4エンド、難しいショットを藤沢が決めて2点を得点.3−2でまだまだ接戦が続きます。
そして迎えた最終10エンド、有利な後攻とはいえ、日本は2点でようやく延長戦、3点取らねば負けのピンチです。
スキッパー藤沢、サークル内にはデンマークの黄色がふたつ、これを除ければ日本3点以上の大チャンスが生まれます・・・・・外せばデンマークに得点を許し相手の勝ち。こちらが1点でも足りません。
シンキングタイムをほとんど使い果たし、最後の一投は・・・・・・・・・・・・・・
今大会これまでで最も劇的な勝利でした。デンマークの最後の一投、スキッパーがチッ!と舌打ちしたのがみえましたが・・・・
試合後のインタビューでも沈着冷静な藤沢さつき,試合前からイメージした通りとサラリ・・・・格好良過ぎです!!♡
そして11時間後のロシア戦、前半押され気味で迎えた後半7エンド、3点を追う日本はこのエンドで一挙に同点に!
試合は振り出しに戻りますが、8エンドはロシア後攻、どこかで日本がスチールして10エンドを後攻で迎えたいものですがロシアの最後の1投がオーバーシュート気味に外れ日本の得点に❗️
これで10エンドを有利な後攻で攻められそうでしたがスキップ同士の息詰まる激闘、互いにタイムアウトを取って塾考の上、日本がスチール🇯🇵ロシアは後攻で最終エンドに臨みます。これって午前のデンマーク戦の日本と同じ立場?
スキッパー同士の最後のストーン、ロシアの1投が思い通りに当たらず、結果日本が4エンド連続得点で圧勝
流石にみんなの目に涙が浮かびます。
明日はゆっくり休んで次の韓国/中国戦も楽しませていただきましょう
前日の第二戦,相手は強豪カナダ.ソチ五輪の優勝国です。
初戦でスェーデンに惜敗したロコソラーレ、前半では連続スチール(先攻で得点)を重ねるなど絶好調.後半でもリードは続き最終エンドをカナダの後攻で迎えます.しかし,カナダは3点差,黄色いストーンの内側に自チームのストーンを3つ以上キープしないといけません。つまり,サークルの中とこれから投げるストーンの計が3より少なくなった時点で負け。日本の圧勝でした。試合後のインタビューでも、疲れは全く見せずいつもの陽気なお喋りが弾みます。この勢いで,連戦を勝ち抜いて決勝戦を迎えて欲しいところです。
11日夜の時点で3試合を消化済みのアメリカとスイスが無敗でトップ.あとは日本を含めスェーデン韓国カナダなどが,一勝一敗の五分の状況、互角の展開です。
土曜日は朝と夜の2連戦、あとにロシア戦が控えています。一日で二度楽しめる!プレーする側はたいへんですがこちらは楽しく拝見するとしましょう。
さて,結局4位入賞に終った羽生選手、二回のジャンプ失敗ながらも順位を4つ上げてのフィニッシュ.流石です。闘いの舞台は五輪だけではなく世界選手権と言う大きな舞台も控えています.4回転半アクセルを初めて成功させる日を,首を長く伸ばして待ちたいと思います。