2021年11月08日
TOSHIBA
白熱球からインフラ受注まで総合電機メーカーだった東芝が3つに分割されて再出発を計る!と言うニュースが業界を驚かせました。シャープが外資の手に落ち東芝迄もがその巨体を維持できなくなる。
かつてはお茶の間にゴールデンタイムの人気番組を一社提供していたのが松下電器であり東芝でした。白物家電を一通り揃えて、番組にも飽きた頃、チャンネル権はブラウン管を下野させて大きな液晶画面の向こうに退いていきます。
海の向こうではエジソンにルーツを持つGEがやはり企業分割、分社化を図ると伝えられています。大学生に人気の重電メーカーとしてランキング上位を占めたのも今は昔。まだ20代だった頃の私は晴海の見本市会場の大きなビジネスイベントで東芝ブースのステージに立ち、ラップトップコンピュータのプレゼンを行っていました。
膝の上に乗る液晶画面のコンパクトなPCもやがてタブレットやスマートフォンにとって代わられ、IBMもVAIOもノートPCの事業そのものを売却してしまいます。
昭和と令和を比べたら業態だって、人気ランキングだって変わって当然!かもしれませんが、老舗の味を守り抜く様な古風な商売は大手電機には無理な相談かも知れません。
会長職〜相談役と歳をとった島耕作元課長なら、これを見て何て言うんでしょうね?