2021年11月09日
Berlin
今から32年前のこの日はベルリンの壁崩壊記念日
その晩生放送中のニュース・ステーションのスタジオに突然飛び込んできた信じられないようなニュースでした。
事の発端は八月のポーランド。ハプニング的に国境線を自由に往来出来るようになった事がキッカケで、東ドイツの国民が西側に大量流出。ベルリンを東西に隔てていた壁が有名無実と化してしまい、この日壁に攀じ登った市民たちによって文字通りの崩壊の時を迎えたのでした。(その半年前には天安門前広場で民主化の訴えに砲火が牙を剥いていたのでしたが...)
東西冷戦という言葉もこれを機になし崩し的に歴史の彼方へ遠ざかり、翌年のソ連崩壊へと歴史のドミノを倒した様な様相を展開したものです。
東西の睨み合いは消えても、イスラム系テロとのリアルな闘いは未だに消える事が無いばかりか、米中と言う新たな対立軸も生まれ、世界を覆う緊張感は緩む事がありません。
それは38度線を挟む朝鮮半島の南北でも同様。仮にもしも実際に美人の富豪令嬢が領空侵犯して不時着を試みたとしても、イケメン兵士に匿われる確率は極めて低いのが現実です。
四年前がそうだった様に今度の北京冬季五輪が南北の歩み寄りのキッカケとなるのかどうか?開幕まで3ヶ月を切りましたが北朝鮮選手団や同行する関係者の動向がこれから気になるところです。