2021年09月08日
愛のない不時着?
韓国が自国開発のSLBM=潜水艦ミサイル発射に成功、かと思えば北朝鮮が建国73年を記念するパレードを挙行のニュースが伝わってきたころ、日本の劇場では白頭山大噴火という映画が公開中。...韓国のお笑い芸人?と思いきや、韓国で大人気の映画のタイトル 白頭山(ペクトサン)大噴火で、朝鮮半島にある火山=白頭山の大噴火をいかにして抑えるか?というスリリングな内容です。
と、来ればミッションは成功するのが映画の常。まあ、それだけはネタばらしも許されるでしょうけど、問題はそのプロセスです。
火山の下には大きなマグマだまりが4つもあり、その最大のマグマが噴出するのを何としても抑えねばならない...それには600メガトンもの破壊力を利用してマグマの圧力を逃がすことが必要。それも数十時間以内と予想される大噴火までに!
そんな大量の破壊力を持つ爆弾がどこにある?
「北」には「核」があるじゃないか!というあたりから予想もつかない大作戦が展開されます。
急ごしらえの特命チームを載せた輸送機は火山灰をエンジンに吸い込んで飛行不能に!特命チームは緊急脱出を図りますが、そこは国境を越えたあちら側。そこに待っていたのは愛の不時着でソン・イェジンを受け止めたヒョンビンではなく韓国のトップスター、ビクトリーレコード企画室長(美しき日々)の人だった!
驚きと笑いと、そして家族の絆も盛り込んだ文字通りの娯楽大作に仕上がっています。
不可能なミッションがいかに遂行されるのか?それともミッションを諦め運命に任せるのか?
最後には涙なくしては劇場を後にできない位の感動が待っているのか?
そんなのあり得ない!と一笑に付すのは簡単かもしれません。
でも東日本大震災の直前に「海雲台」(ヘウンデ)というパニック映画で津波の恐怖を的確に予言していた前例もあることだし・・・・・