2021年05月02日
splashED
宇宙飛行士野口聡一さんらを乗せたスペースX社のクルードラゴン1号は日本時間の今朝、黒海の上空で予定より遅れて国際宇宙ステーションを離れ、帰途に着きました。
最後の宇宙食を食べ終わったらこれから6時間程でフロリダ沖に着水、帰還する予定です。
バックでステーションを離れたら、一旦ステーションより上空の軌道を飛んでステーションをやり過ごしたら地球を数周回る間に精密な軌道修正を繰り返してフロリダ沖のピンポイントに狙いを定めます。そして軌道離脱の逆噴射を掛ければ、あとは自由落下。後ろ半分の機械船を切り離すのはアポロ宇宙船と同じです。
大気との摩擦で生じる数千度の表面温度に耐えたらフロリダの海へ着水です
出発前のクルードラゴン1
画面中央 上に、頭を下にしてドッキングしているのが見えます。
予定到着時刻は日本時間で午後4時前、現地フロリダ沖は夜・・・・
予定通り着水のあと、回収船に引き上げられ、乗降用ハッチから野口さんが出てきました。日本でも指折りの滞在記録を打ち立てた野口さん。半年間お疲れ様です、旅立ってからはやぶさ2が帰還したり,火星で初のヘリコプターが飛んだり・・・・
一方、クルードラゴン1のほうもアメリカで市場もっとも長く滞在し、帰還したヴィークルの最長記録を大幅に伸ばしました。夜間の着水も非常にレアケースです。
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