2021年04月11日

おかえりの前に

オートモビルカウンシルに集う車はまだまだあります。それこそ膨大な台数のミニチュアが手ぶらで帰ろうとする私の足を拘束します。

去年はサニートラックとダブルデッカーのロンドンバスでしたが今年は如何に?国際貿易さんのブースにはそれこそお宝物件が密かに山積みになっているのを発見してしまったからさあ大変。初めて見るような1/43のトヨタ、セラとかマツダ、ロードペーサーなんて超れ物件さえも!

コカコーラのデリバリーシリーズや空冷VW3台セットにも誘惑されつつ、昭和40年代にとてもトキめいた二台をチョイス。

ファミリアロータリークーペは大衆車クラスのボディにコスモ譲りの10Aロータリーエンジンを潜ませた、当時羨望の的だったクルマ。63905fde04ed408688a28bdd27930cd9カローラが50万円でお釣りがきた時代に70万円はちょっとお高い物件でしたが、それでも100頭の馬を御する事を考えたら破格値でした。T型コクピットという立体的な計器盤も国産車離れした魅惑的なデザイン。70年代のトレンドを決定付けたと言ってもいいでしょう。ロータリー搭載車のトレードマーク、赤い4連丸テールを採用したのもこのモデルからでした。

もう一台はギャランクーペFTO。50eafc2f73834058abe4f73a45ed8dacGTOの弟分的な位置づけでしたが、OHVのネプチューンエンジンは翌年のランサーに採用され、というかランサーの車台とエンジンをこのFTOに先行搭載して露払い役を担わせたのでしょう。GTO似のお手頃なクーペはファーストノッチというデザイン的な冒険も試みられていて非常に興味深い存在でした。後年、同じ頃デビューの27レビン、トレノが大人気となりますがFTOーGSRという最強版もフェンダーフレアで武装したチェリークーペX1-Rと並ぶ好敵手ではありました。

まだまだ、黄色いウニモグトラック(スノーープラウ付き)や初代ミニのピックアップ仕様とか、脇目を振り始めるとキリがありませんので、この辺りで退散する事にいたします

| 11:47 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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