2021年04月19日
はやくも試練?
非常に楽しみな今年のF1レース、第二戦はイタリア・イモラサーキット。原則一国一開催のF1なので、昔はサンマリノグランプリと呼ばれていましたが、今回は地元エミリア・ロマーニャ州の名前を冠する大会です。走るコースはこれまでと同様。セナが生涯で最後に走った路面で戦われます。
ココで(レッドブル)ホンダが今年の一勝目を飾りました。ホンダエンジンとしては91年のアイルトン以来、30年ぶりの凱歌をここで達成したことになります。まだまだ、ホンダが最強を誇っていたあの頃、セナは僚友ベルガ―とともにワールドチャンピオンシップ獲得に向けて開幕からの連勝記録を伸ばそうとしていたところ。当時のマクラーレン・ホンダは今のメルセデスよりもはるかに強力で、V型12気筒の甲高い排気音がサーキットを埋めた観客たちを圧倒していたものでした。この年はホンダ10気筒エンジンで最後の年を飾ることになる中島悟もこのイモラのサーキットを駆け抜けています。
さて、デビュー戦から世界が注目の角田は?
雨のサーキット、途中赤旗中断再スタート、さらには予選でクラッシュ、エンジン・ミッション交換で受けた技術面でのペナルティにより降格処分からのスタート、赤旗再開後にスピン、ドライビングに起因する5秒のペナルティという、ネタ満載のレースの末になんとか完走を果たし、ポイント圏外だったとはいえ色々と学ぶところの大きかったレースになったようです。