2021年02月25日

日本アイドル史を聞こう

今夜のソナーミュージックは日本のアイドル史特集!
筆頭はやっぱりシンシアこと南沙織のデビューシングル17歳。作曲の大半は筒美京平の手になるものでジャケット写真は後に篠山紀信センセイが担当することに。
実はこれより先アイドルとしての揺るぎない地位を固めていたのは驚くなかれ小柳ルミ子ちゃんでした。宝塚音楽学校首席卒業という超が付くエリートながら若干20歳のルミ子さんは日本の情緒をメロディアスに歌い上げ、私の城下町、瀬戸の花嫁を大ヒットさせていたのでした。作曲はロカビリーブームで人気の頂点を極めた平尾昌晃センセイ。レコード会社はワーナーパイオニアで所属は渡辺プロという布陣でお年寄りから子供まで全世代対応型のアイドルでした。

そこに対抗馬としてまだパスポート持参で上京してきた南沙織がCBSソニーの新人歌手としてデビューした訳です。やがてビクターも子役モデルの経歴を持つ麻丘めぐみを投入、シンシアよりも親しみ易そうなキャラクターでファンを二分します。
ワンレンの若い娘に対抗すべくワーナーは香港からアグネスチャンという実力派アイドルを導入し小柳ルミ子がカバーし得なかった層に狙いを定めます。CBSも南沙織より広いファン層を狙い天地真理と言うスーパーアイドルをスターダムに押し上げました。

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中学生だった森昌子がせんせいを歌って低年齢化に火をつけるとビクターはサンミュージック期待の新人桜田淳子で応戦、これにまっ先に応じたのはアイドルとしての役割を担っていた石川さゆりでした!ワンテンポ遅れてCBSが放った新人がホリプロの山口百恵。デビューシングルから大きく路線変更してネクラな少女のキャラクターが以後の日本のアイドルマーケットを激変させることになります。

そしてキャンディーズ、ピンクレディといったグループ時代を経て聖子・明菜の80年代へ。82年組と呼ばれるアイドル大量デビュー時代へと続きます。

TVの音楽番組の隆盛とともに一世を風靡するアイドルの歴史はとても一言では語りつくせません。

| 21:11 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦吉田雅彦

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