2021年02月24日

SUZUKI as No2

スズキの鈴木修会長が6月で退任を発表、事実上半世紀近くもスズキの船頭として躍進に貢献してきた昭和・平成の自動車王もついにリタイアの時を迎えました。

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一度はトップの座を退きながらも経営トップの座に返り咲き、長年トップとしての影響力を行使した偉大な経営者。今のスズキがあるのも修会長無しにはあり得ない、と言っても否定することは出来ないでしょう。軽自動車の、ではなく日本自動車業界のナンバー2と言ってもいいくらいの大メーカーに育て上げた業績は高く評価されるべきでしょう。

やはり、優れた製品群を世に送り出したことがその最大の功績。今も注文の列が途切れないジムニーの初代がこの世に生まれたのも氏の功績なら、アルト47万円で軽自動車に価格破壊をもたらし、女性ユーザーやセカンドカー需要に道を開いたことも同様。
ライバルメーカーも相次ぎ対向車を送り出し、ダイハツとは常にトップ争いを繰り広げる軽自動車の雄として活躍しています。
以降、ワゴンRではハイトールボディを定着させ、軽自動車の価値観をガラリと変えたほか、往年の人気バイク名ハスラーを軽自動車に復活させ、これまた新しい価値観を創造しています。

スズキ一社にとどまらずOEM供給メーカーとしてもマツダや日産の販売店を支え、マツダ・キャロル復活の一翼も担いましたし、トヨタ・ダイハツ包囲網を敷いて激しい販売合戦を盛り上げたことも、軽乗用マーケットの隆盛に貢献しているのではないでしょうか。

スズキが今後も今の好調を継続できるか否か?ガソリン車の販売停止を十年先に控え新たな転換点を迎えようとしています。
新しい経営陣は修会長の伝統を守り抜くことができるでしょうか。ぜひ今後も元気なスズキであって欲しいものです。

| 17:20 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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