2021年02月03日
メロウな70s
今週の西村由紀江さんのコーナー、シークレットノーツはジョーサンプルを取り上げいます。一曲目はやっぱりメロディーオブラブ。ちょっと哀愁を帯びたメロウなサウンドとメロディー。日本人好みの哀愁感漂うメロディーと言うかこの当時のいわゆるクロスオーバーサウンドのど真ん中にいたキーボーディストでした。
70年代終わり頃クロスオーバーサウンドと呼ばれるインストルメンタルサウンドがブームで、その中心にいたのがジョージベンソンとクルセイダース。エリックゲイルやリーリトナー、ラリーカールトンらと共に中核を成していたのがジョーサンプルのキーボードです。ストリートライフで聴かせるソロプレイのテクニック、ドラマチックなメロディー展開はいつ聴いても惹き込まれずにはいられません。
メロウなサウンドという言葉もこの頃盛んに聞かれた言葉。南沙織のヒット曲にも登場しました。が今ではもう使われることもなく記憶の彼方へ消えようとしています。
でもジョーサンプルのメロディーはクルセイダースの名曲の数々と共に今も愛され続けて決して忘れ去られることの無い輝きを放ち続けています。
歌謡界ではピンクレディ台風が吹き荒れていた頃ですが、全米チャートではサタデーナイトフィーバーのサントラ盤から次々とヒット曲がシングルカットされてた時代でもありました。毎週のヒットチャートをエアチェックする傍らでクロスオーバーサウンドの新譜チェックにも明け暮れていたあの頃、ジョーサンプルのメロディーを聴くとあの頃が懐かしく蘇って来ます。真夜中のドアを開けるとすぐ向こうに広がっているように