2021年01月30日

楽しみはあるのか?

電気自動車が量産、市販化されて丸十年、この間確かに品数は増えたけど変わらないのは電池の価格の高さと重量の重さ。この二つが足かせとなる限り,EVの本格普及はまだまだ先の話のような気がします。
今新車で手に入る乗用車EVはどれも300万円超、400万近い価格です。補助金の助成を受けてもまだプリウスより割高。富裕層のセカンドカーならともかく、これ一台で買い物も遠出も、というには抵抗が多いのは無理もありません。

確かに航続距離の長さは日ごとに増えているように見えますが、それはバッテリーを増量しているから。当然車重も重くなりコストだって。
200万円前後で軽くて、最低限の航続距離を保証するEVにはリチウムイオン電池を大幅に上回る電池の効率化が不可欠です。2030年までにこの問題は解決しているでしょうか?

電気で走るクルマのもう一つの懸念...‥ドライビングプレジャーはあるのか?電動RCやスロットレーシングカーが楽しくてしょうがない、という方ならノー・プロブレムでしょう。
では、絶対マニュアル車!変速機のない車なんて乗りたくない、というカーマニアには受け入れられるでしょうか?これは人によりけりです。

私なんかCVTしか選べない最近の車は面白くもなんとも感じません。非力な原付スクーターの発進みたいでトロくてつまんない代物には興味ありません。
ハイブリッドはどうでしょう。多かれ少なかれ同じようなものです。アクセルとエンジン音がシンクロしていないので聞こえてくる音を無視して右足に集中しないと峠道の運転も不快なものに成り下がってしまいます。

EVに変速装置、あったっけ?と問われれば無いとしか答えられません。が、おそらく街中の運転で私くらい変速(モード)しているEV乗りはいないでしょう。
発進・加速はエコモードにセットしたうえで、巡航速度になったらニュートラル。空走性能のいいリーフなら次の信号までそのままたどり着きます。

減速はDモードからエコモードにチェンジ。ブレーキランプが点かない程度の減速Gが発生します。現行型リーフならばさらにワンペダルモードに移行するとブレーキランプも点灯してさらに強い減速が。
シフトパドルでチョイチョイと作動すればもっと楽ですが、これだけ駆使するのも半クラッチ、坂道発進に比べたらお安い御用です。

出発前にナビ地図と睨めっこして充電ポイントをあれこれ計画するのもガソリン車にはない楽しみ(手間)かもしれません。下り坂もブレーキング次第では航続距離がグングン伸びていくし、空気抵抗を低減するためのあの手だって・・・・

そんなの面倒くさい、シフトなんかしたくない。だったらCVTやハイブリッドのようにただ、アクセルとブレーキを踏んでりゃ済みます。いやワンペダルならもっと楽かも。
手に入れる前は、確かに運転がつまらなくなるかもの懸念はありました。十年経ってみて、そういえばガソリン車の運転よりつまらないなと考えたことが無かったことに今気づきました。まあ、人それぞれなんでしょうけど。

毎月送られてくる平均電費の数字も、明日の運転の努力目標としての指針として役に立っています。

| 14:14 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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