2021年01月11日
デジタルエイジの20年
懇意にしてくれている関西在住の家族、その長女が今年成人式を迎えた。
幼いころから度々写真やリアルで何度も見てきただけに、もう20歳なのかと正直驚く。
ついこの前、中学生だったと思ったら高校も卒業し、一浪のあとこの春からは希望の学び舎に進むことが決まっている。
ホンの10年も前なら、まだ小学生。それから5年と経たずに母親の身長を追い抜くまでに成長し、2歳年下の妹と共に母と同じステージの上で歌声を披露するまでに。
それが今年からは本格的にプロの演劇人を目指し、研鑽を終えた後の数年後には華々しいショービジネスの世界へと飛び込んでゆくことになる。
彼女が生まれた20年前、オリンピックがシドニーで開かれ若干二十歳そこそこの高橋尚子が日本マラソン界で初の金メダルを獲得した。
当時の報道写真はまだ、フィルムが主流でわずかにデジタル画像とわかるものが数枚紛れ込んでいるだけという状況だった。
それが、十年と経たぬうちにi-phoneやI-Padが登場、初めて手にする携帯電話がアンドロイド端末であっても不思議ではない。
同じころyoutubeやFACEBOOKなどのメディアも一般に普及し、学年の作文コンクールでもブログでもなくいいねの数で優劣を争う環境にも溶け込む。
産まれたばかりの頃は写真屋さんで焼き増ししたカラープリントと手書きの文章をを便せんにしたため、封筒に入れて切手を貼りポストに投函して送ってくれた。
二十年後の晴れ着姿はその日の夕刻には手元の端末に鮮やかなカラー画像で届けられた。人数分の親戚へもホンの数クリックで配信されているはず。
デジタル化の情報の波の中を彼女はまさにいま、一生懸命もがきながら泳いでいる。21世紀の向こう岸はまだまだ遥か彼方、これからの大量情報時代を彼女たちがどう泳ぎ回っていくのか?
楽しみでもあり、ちょっと心配。でも、素敵な未来を観られるんだろうなあ
とにもかくにも成人式おめでとう!可愛いまなちゃん