2020年11月14日
レベル3自動運転
もうすでに路上を走り始めている自動運転車、ホンダが発表したレジェンドにレベル3の自動運転が装備され話題を呼んでいます。
高速道路などで、人の手を借りず自律型の自動操縦が可能になるというもの。関越道の日曜日の帰り道がこれならラクチン、渋滞の表示が短かったりするとがっかりするかもしれません。
日産のプロパイロット2.0装備車を買った人は「え、もっと自動なの?」と疑問に思うでしょう。最新のデイズだって高速道路で自動ストップや車線維持くらいこなせてしまいます。
ホンダレジェンドの(トラフィック・ジャム・パイロット)の注意書きを読んでみると起動は30km以下の時、50kmまでが守備範囲でサービスエリアや雪道では使用不可.GPSの電波が届かなくても無効になります。
ではレベル2と3にどんな違いがあるのか?
定義上はレベル2までが運転支援、3からは自動運転とされています。2ではドライバーに監視義務が残ります。が、3ではこれが不要とされます。つまり2ではドライバーの責任、3ではそれが軽減されるということ。
じゃあ、事故処理も自動でやってくれるかというと、それは無理な相談です。ドライバーに監視義務がなくなる、というのがレベル3の売り文句。
運転席に座っていれば、お箸で幕の内弁当を食べるのも、コミック版の毀滅の刃を読みながら目的地に向かうことだってできそうです。本の中身が面白いかどうかは別ですが・・・ただし、いつでも運転を継続できる状態にあること。が求められています。だからリクライニングシートを倒しこんで隣の席の......なんて事は禁物。
ひと度スタートしたらあとはクルマ任せ、だったら決まったコースを疾走するミニ四駆と変わらないでは無いですか!クルマ好き達はこうなったら車両の軽量化や摩擦の低減などチューニングに血道をあげるばかり?
それはともかく、限られた場所と条件で少しづつ夢の未来に近づいていくことは間違いないようです。サービスエリアのパーキングで「次は紅葉のきれいな人気のリゾートに連れてって」とか「目黒エンペラーの駐車場まで案内して」などという我儘なオーダーに100%ハンズフリーで応えてくれるシステムも不可能ではないでしょう。仮に助手席が空っぽのままだとしても・・・・・