2020年11月19日
行く車くる車
来年春のダイヤ改正で特急踊り子運用から完全引退する185系車両。国鉄時代最後の特急車両とも呼ばれ、惜しむ声が高まっています。
と同時にオール二階建て215系もなくなりホームライナーは特急湘南に昇格!という事は普通車の二階建てが関東からは姿を消すと言うことに・・・・・・
好きだった車両だけに残年至極、この先はグリーン車で楽しむより他に術がなくなります。
そもそも185系は1982年の東北新幹線と同時デビュー。まだ大宮暫定開業だった新幹線と上野を結ぶのが役目で数年後に役割を終えた後は上越方面の特急に転用、やがて東海道にも踊り子号として進出、窓の開く急行並みの車両というのも稀有な存在でした。そもそもが快速仕様としての投入だっただけに、関西地区の117系と強い近似性が感じられます。顔立ちを見てもまるで兄弟のよう。
他方でオールステンレスの215系は輸送力増強を図った割に乗降時間短縮は叶わず、やはりどっちつかずの存在に、後継車両も作られずにその役を終えてしまうのは悲しい限りです。強いてこじつければサンライズ寝台が後継とみなせるでしょうか?あるいは、二階建てグリーン車にその血筋が生きているとも
聞き慣れた直流モーターの唸り音も踊り子が聞き納めとなってしまいます。今後は伊豆半島まで足を延ばさないと・・・